ルノーのボスであるフラビオ・ブリアトーレは、トルコGPでマクラーレンのパフォーマンスに遅れを取ったことから、ルノーはもっとスピードを向上させることが必要だと述べた。
ルノーは2位と4位でフィニッシュすることができたものの、2位を得られたのは、ファン−パブロ・モントーヤがティアゴ・モンテイロとの間で事故を起こしたおかげだった。両チャンピオンシップでのリードが減少して、フェルナンド・アロンソのキミ・ライコネンに対するリードは26ポイントから24ポイントになり、マクラーレンとルノーとの差は3ポイント縮まったわけだが、ブリアトーレは、今回も自分たちの信頼性に励まされたと語った。
「困難な午後の後で、チームにとって強力なリザルトが得られた」とブリアトーレは総括した。「マクラーレンは予想通り、日曜には非常にコンペティティブだった。それで我々は、前に出るために予選で違うことをトライしたのだ。それはうまくいき、フェルナンドもフィジコも素晴らしいレースをした。フェルナンドはモントーヤのミスに乗じられる場所にいたし、ジャンカルロもピットストップでのトラブルからよく巻き返した。我々の信頼性は完璧で、レース後は少し差を詰められてしまったが、それでも両方のチャンピオンシップでリードを保っている。しかし、我々にはもっとスピードが必要だということも分かっている」
一方、ジャンカルロ・フィジケラも、自分たちがマクラーレンに匹敵するだけのペースを出せなかったことを認めた。フィジケラはまた、2周目にグリップのなさに苦しんでいる時にアロンソに抜かれたと語った。
フィジケラは次のように述べた。「僕はグリッドのダーティーな側だったが、素晴らしいスタートを切れた。僕らはマクラーレンよりも燃料が軽かったから、それがスタートでのアドバンテージになったんだ。でも、序盤はタイヤがなかなかちゃんと働いてくれずに苦戦したため、1周目でコースオフしてキミにパスされてしまったんだ。それから、チームがフェルナンドの方が速いと言ってきたので、バックストレートで彼がスリップストリームにうまく入ってきた時、抵抗はしなかった。僕の方が少し長く走るだけの燃料を積んでいることは知っていたからね」
「最初のピットストップで、燃料リグのトラブルがあってタイムをロスした。その後よくリカバーしたと思うよ。4位でフィニッシュしたんだからね。マシンバランスはとてもよかったので、安定したラップタイムを刻めたし、ひたすら限界まで攻めて行けた。チャンピオンシップでは、マクラーレンに何点か差を詰められてしまったけれど、彼らが日曜に見せたスピードを考えると、それほど悪い結果じゃないよね」