7日にオランダ・ロッテルダム市街で開催された“マースサイド・モナコ”のイベントでウイリアムズF1チームのFW27マシンを走らせた董荷斌（トゥン・ホー-ピン）が、その“素晴らしい経験”を振り返った。

　トゥンがロッテルダム市街に設置された3.4kmの仮設コースを走り出すと、詰め掛けた50万近くの人々が大歓声を上げた。当時は土砂降りの雨が降っていたが、観衆の熱狂ぶりが衰えることはなく、トゥンとミナルディの2人、クリスチャン・アルバースとロバート・ドーンボスは、スタンディング・オベーションで迎えられた。
　オランダ生まれの中国人レーサー、トゥンは、次のように感想を述べた。
「デモ走行は、僕が参加する機会に恵まれたイベントの中でも、最も素晴らしい経験のひとつだった」
「2003年にもウイリアムズのマシンをテストしたけど、今回は全くの別物だったよ。F1マシンが持つ魔力を母国ファンに披露するのは本当に特別だし、忘れてしまうなんてことはあり得ない」
　今回のイベントには、ウイリアムズとミナルディのF1マシン以外にも、ル・マンやヒストリック・グランプリ・シリーズなど様々なカテゴリーのマシンが参加していた。
　ウイリアムズは、同じようなデモ走行を今年中に再び開催できるものと考えており、その候補地には英エジンバラとシンガポールが上がっている。

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