ミナルディのドライバー、クリスチャン・アルバースとロバート・ドーンボスが7日、マースサイド・モナコのイベントに参加し、ロッテルダム中心街を走行、集まったオランダのF1ファンから熱狂的な歓声を受けた。
イベント主催側からの公式発表によると、当日の人手は20万人を越えた。この日はF1やF3000、ル・マン、パリ・ダカ−ル・ラリー、懐かしのグランプリカーなど、様々なレースカーがデモンストレーションランを行った。中でも1番歓声が上がったのは、午後になって2台のミナルディのマシンが登場したときだった。そして、2台が1周3.4kmのストリートコースを走り終えると、観客からスタンディングオベーションをもって迎えられた。
アルバースは、熱狂的ファンで埋まるグランドスタンドの中央でマシンを降り、ヘルメットをとると、次のように語った。
「とても素晴らしいイベントだった。集まった観客にも感動したよ!」
「F1マシンをロッテルダムのような街の中心で走らせることができるというのは、本当に素晴らしいことだ。集まった人々は、F1がどんなスポーツなのか、間近で見聞できるからね。オランダのスポンサーの日頃の支援に対し、感謝の意を表すのにもってこいのイベントだった。彼らがいなければ、こうしてオランダで走ること自体できなかったしね。本当に素晴らしい1日だった」
ロッテルダム出身のドーンボスは、今回のイベントにとても感動したようだ。
「今朝からずっと、このイベントが特別な経験になる感じがしていた。たくさんのファンの前でミナルディのF1マシンを走らせることができてとても喜んでいる。ファンのみんなに感謝の言葉を述べたい。彼らはとても熱狂的で、サッカースタジアムにいるような、歓声と応援の声を頂いた。ファンのために今回のショーを催すことができてとても楽しかった。また、チームの素晴らしい仕事ぶりにも感謝の言葉を述べたい。みんな幸せそうな顔をしていた。本当に素晴らしかった」
ミナルディのボス、ポール・ストッダートも同様に、この日の活動について喜びのコメントを残した。
「とても素晴らしい内容だった。私たちは再びモーターレース全体を、とりわけF1をファンの身近なものにする価値あるイベントを開くことができた。個人的なことだが、ミナルディとコスワースのスタッフたちに御礼の言葉を述べたい。彼らはF1の夏休み中、2週間を割いて、クリスチャンとロバートのデモンストレーションランを可能にしてくれた。彼らの努力に対して、チームもドライバーも非常に感謝しているし、ロッテルダムでのイベントを見に来てくれた多くの観客も心から喜んでくれたと思う」