F1ドイツGPフリー走行4回目はマクラーレンのキミ・ライコネンが1分14秒128でトップタイム。2番手、3番手はファン-パブロ・モントーヤ(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)がマークした。日本勢はBARホンダのジェンソン・バトンが5番手、佐藤琢磨が13番手。トヨタのヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハーがそれぞれ10番手、12番手をマークし、各陣営が予選に挑むこととなった。
フリー走行4回目も天候は晴れ、気温20度、路面温度26度、湿度57%というコンディションでスタートした。
最後のフリー走行となるこのセッションでは序盤から各車コースへ。まずはラルフ・シューマッハー、キミ・ライコネンがフルラップを走行し、ラルフ・シューマッハーが1分18秒149、ライコネンは1分16秒315のタイムでトップに立つ。その後もさらに周回を重ねていったライコネンは、開始4分後に1分14秒987のタイムで、唯一の14秒台に突入して好調な走りをみせつけた。
セッション中盤に入ると全20台がフルラップを行い、そんななか速さをみせたのはモントーヤ。ライコネンより0.050秒速い1分14秒937のタイムでトップに浮上し、マクラーレンの2台のみが唯一の14秒台をマークしてトップ2を占めた。一時はそれに佐藤琢磨が1分15秒699で3番手となるタイムで続いた。
セッション終盤になってもマクラーレンの2台は速さを見せつける。アロンソが1分14秒758をマークしてトップに立つも、すぐさまライコネンが14秒128でアロンソのタイムをブレイク。さらにモントーヤも1分14秒449のタイムを出して、再びマクラーレンの2台がワンツーを占めた。その後ジャンカルロ・フィジケラが14秒台に突入するも0.830秒差で4番手に終わり、ライコネンのタイムを更新するマシンは現れなかった。
45分のセッションが終了しチェッカー。トップはライコネン。2番手モントーヤ、3番手アロンソ、4番手フィジケラ、5番手バトン、6番手マーク・ウェーバー、7番手ミハエル・シューマッハーというトップ7だった。なお、ティアゴ・モンテイロはターン13でグラベルにスタックし、コクピットを降りてセッションを最後まで走りきれていない。