ジョーダンのルーキー、ナレイン・カーティケヤンとティアゴ・モンテイロは、先週シルバーストンでテストを行い、北米大陸での2連戦とチームのホームグランプリとなるイギリスGPの両方に備えた作業をこなした。この週末、カーティケヤンはモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットを初めて体験するが、モンテイロは2003年のチャンプカーでの経験が何かの役に立つことを期待している。
「北米での2戦は、僕にとってはちょっと難しいレースになるだろう」と、カーティケヤンは言う。「どちらのサーキットも一度も走ったことがないからね。ただ、カナダは僕が大好きなオーストラリアのコースによく似ているようだから、ドライビングをエンジョイできるとは思う。最初のセッションはレイアウトを覚えるのに費やさなければならないだろうけど、それだけあれば十分なはずだよ」
モンテイロは、かつてフィッティパルディ・ディングマン・チームと共にチャンプカーで1シーズンを過ごした際に、ジル・ビルヌーブ・サーキットでレースをしており、モントリオールのレイアウトのユニークな特徴もよく覚えているという。
「ドライバーだけでなく、観客にとってもとてもいいサーキットだよ」とモンテイロ。「島にあるというロケーションと周りの景色も素晴らしい。ここは本当の戦いができるサーキットだ。高速シケインとハードブレーキングが何カ所もあって、オーバーテイクのチャンスもある。チャンプカーで走ったときもモントリオールでのレースをエンジョイしたよ。あそこでF1カーをドライブするのを楽しみにしている」
チームは今回いつものように金曜日にサードカーを走らせることができない。先日のヨーロッパGPでタイヤに関する誤解から、臨時テスターのフランク・モンタニーが2セッションの通算で6セットのタイヤを使ってしまったからだ。本来であれば、今回はロバート・ドーンボスがサードカーに復帰する予定だった。