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リウッツィとピケJrがMotoGPの走りに驚嘆

2005年6月7日

 レッドブルの有望株であるトニオ・リウッツィは、天気に恵まれたMotoGPイタリア戦の日曜の朝、ランディ・マモラが駆るデゥカティ・マールボロの2シーターで同乗走行を楽しんだ。
 また、もう一人の四輪界の若きホープであるネルソン・ピケJrと、現ミス・イタリアのクリスティーナ・キアボット嬢も、迫力のムジェロ・サーキットで高速ラップを満喫した。
 マモラは、カーレーサーのリウッツィやピケなら本気の高速ライドにも耐えられるだろうと、それぞれを乗せてでき得る限りのハードな走りを披露。500GPで13勝のキャリアを持つマモラはこう語る。「僕が今までにこんなにハードに2シーターを走らせたのは、ここでルカ・カダローラと一緒に走ったときだけだ。彼は元250の世界チャンピオンだからね」
 また初めてMotoGPの走りを堪能したリウッツィは喜びの気持ちをこう話す。「僕はアドレナリンを感じるのが大好きなんだが、あれこそが正真正銘のアドレナリンだね」と笑う24歳のイタリアン、リウッツィ。「F1とは種類の違うクレイジーさで、まったく素晴らしいの一言。あいつらみんなバイクでこんな走りをするなんて信じられない。走れるラインが高速走行かクラッシュかの紙一重なんてときもあるんだからね」
「ランディのバイクの運転のしかたといったら、コーナー深くでブレーキングしてそれから出口のそこら中でスライドさせるんだから、信じられないよ」と目を輝かせる彼。「自分の顔が土につくようなすごさで、ストレートでは風がすごく強くて飛ばされるかと思った。バイクのすごさがわかったから、僕もロードバイクを買うよ!」
 一方、元F1世界チャンピオンの息子であり、2005年はGP2選手権を戦っている19歳のピケJrも同様に、この体験に驚きを隠せない。
「僕は先週パラシュート降下をやって、なんてクレイジーだと思ったんだが、しかしこっちの方がひどいね!」と笑うピケJr。「ハングオンで走るなんて本当に難しい。1ラップ15秒も自分のタイムより速くバイクで走るなんて想像すらできないよ」


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