さまざまな噂の中、F1総統バーニー・エクレストンは、英プレミアシップ新チャンピオンのチェルシーに入札することで4輪界の外にまで支配権をほぼ拡大しかけていたことを明らかにした。

　サンデー・エキスプレス紙の取材にエクレストンは、彼とルノー監督のフラビオ・ブリアトーレがロンドンの同クラブの買収について考えたのは、2003年にケン・ベイツ会長が売却のために選任されたときだったと明かした。
　最終的には、過去何度もF1参画をささやかれた人物である億万長者のロマン・アブラモビッチが、同クラブの新オーナーとなったが、エクレストンは、前述のロシア人がエクレストンとブリアトーレに競り勝ったという説を否定する。
「我々は競り負けたというわけではない」と彼。「ただ全てに呆れてしまっただけ。十分な金もあったしもちろん興味もあった」
「当時考えられたいろいろな案のひとつであり、フラビオも私も大まじめだった。だが結局うんざりすることになれば、もう足を突っ込みたくなくなる」
「フラビオはとても熱心だったが、私の人生には最も重要なことではなかった。他にもいろいろあって流れてしまった」
「恐らくバイヤーとしてはロマンが私とフラビオより優れていたということもあるだろう。私は自分の使う金について、言われているほど注意深くはない。チェルシーにロマンが本当に出さなければならなかった程の金を、サッカー世界地図を見て私はそこまで支払うことはできなかったと思う」

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