トヨタは、サンマリノGPにおけるラルフ・シューマッハーのポイント剥奪の件で控訴しているが、その結果は来週半ばに判明することになった。

　ラルフは、最後のピットストップからコースに戻る際に強引な割り込みを行い、ニック・ハイドフェルドの進路を妨害したとして告発された。ラルフは当初、ハイドフェルドの前の8位でフィニッシュしていたが、後に25秒加算のペナルティを受け、11位まで降格することになった。
　F1の統括団体であるFIAは、すでにBARの重量規定違反問題で聴聞会を開こうとしているところだったが、ドイツ・モータースポーツ・ブント（DMSB）が持ち込んだ、ラルフ・シューマッハーの控訴の方を先に取り上げることとした。5月3日（火）に、パリのコンコルド広場にあるFIA本部で、聴聞会が行われる。
　トヨタは“多くの同様の事例”がお咎めなしに終わっていることを理由に、ラルフのペナルティ取り消しを求めるものと見られている。その判決は、水曜日、BARに関する聴聞会が開始されるのとほぼ同時に言い渡される予定だ。

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