これまで様々な憶測が飛んでいたが、このたびミナルディは、中国人ドライバー、マーシー・リー・インキンをムジェロで行われる次のセッションでテストすることを明らかにした。

　リーは、フォーミュラBMWアジアのチャンピオンであり、F3のドライバーとしても活躍している。来週(4月27〜28日)、リーはミナルディのレギュラードライバーであるクリスチャン・アルバース、パトリック・フリーザッハー、そしてテストドライバーのシャノック・ニッサーニらとムジェロで合流する事になる。また、元フォーミュラBMWアジアの元チャンピオン、ホー・ピン・タンが数シーズン前にウイリアムズでテストの機会を得ているが、昨年の15レース中12勝を飾ったリーは、F1マシンをテストする最初の中国人ドライバーとなるであろうとミナルディは考えている。
　ミナルディは、今回のテストに新型コスワースエンジンを搭載したPS05を2台、そして旧型のPS04Bを1台持ち込む予定だ。旧型マシンは、新型マシンとの比較、及びタイヤ評価のために使用される。
「我々はマーシーの成長に注目してきていたんだが、来週彼に、フォーミュラ・ワンを初めて味見してもらうことにした」とミナルディ代表、ポール・ストッダートは語った。「チームにとっては、彼がフォーミュラ・ワンをドライブする可能性があるかどうかを見極めるチャンスともなる」
「去年、初めて中国でGPが行われ大成功に終わった。今回のテストは中国のF1ファンの注目を浴びるだろうし、また中国でのF1人気をより盛り上げることにもなるだろうと思う」

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