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エクレストン、3銀行との和解で代償も?

2005年3月28日

 F1界の帝王、バーニー・エクレストンは、今週の水曜にバイエリッシェ・ランデスバンク、JPモーガン、レーマン・ブラザーズの3銀行と和解したことにより、F1に関する支配権の一部を放棄することになりそうだ。この3銀行は、F1の商業権を統括する会社、SLECの株の75%を所有している。
 メディアの報道によれば、この契約の全貌は、金曜になってようやく明らかになった。
「SLEC株の過半数を所有するスピード・インベストメンツは、この契約により、持ち株に相応する影響力を回復した」と、バイエリッシェ・ランデスバンクの重役であり、SLECのチェアマンでもあるゲルハルト・グリブコウスキーが、英ガーディアン紙に対して語った。
「スピードは、建設的かつ責任ある形で、また関係者すべての利害にかなう形で、運営面においてこの影響力を行使していくことになる」
 銀行側が過激な変化を望んでいるということはありそうもないが、これがエクレストンにとってどういう意味を持つのかははっきりしない。おそらく、少なくとも今のところは、エクレストンが興行主として残ることになるのだろう。唯一の違いは、エクレストンが銀行側の希望に応ずる必要が出てくるということだ。




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