１５日にルノーとの契約解除が明らかになったばかりのヤルノ・トゥルーリが、翌１６日、シルバーストンでトヨタＴＦ１０４Ｂをドライブし、第一印象を語った。
　１５日にはジャック・ビルヌーブがルノー初走行を行ったが、ビルヌーブ同様、トゥルーリも今回のテストはマシンに慣れることを目的としており、好タイムを出そうとするものではないことを強調した。トゥルーリは８３周を走行し、１分１７秒９１１で６番手となり“僚友”オリビエ・パニスが前日マークしたタイムの約０．６秒落ちとなった。
「予想より早くパナソニック・トヨタ・レーシングに加わることとなった」とトゥルーリ。「でも、Ｆ１では何が起こってもいいように、準備を整えておかなきゃならないんだ。こういうことはよくあることだよ。チームは僕を大歓迎してくれ、今日テスト初日を迎えて、共に働くことができた。マイク・ガスコインとまた一緒に働けるのはうれしいね。彼は素晴らしいエンジニアだ」
「マシンについて判断を下すのはまだ早すぎる。でもパッケージの中に非常に優秀な面があることが分かった。まだ開発の余地があるパーツもあるけどね。チーム全員が対処すべき問題を分かっていると思う。ドライバーとしては、さらにマシンのスピードを上げるべくチームの他のスタッフと共に働いていく。ここは雰囲気もいいし、優秀な人々が大勢いる。２００５年に向け、早めのスタートが切れてうれしいよ」
　トヨタのチーム代表、冨田務氏は、トゥルーリが今季中にパニスかリカルド・ゾンタと交代してレースに出場することはないと語っている

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