前戦のスパ−フランコルシャンで9ポイントを獲得し、今季最高の成績を挙げたザウバーチーム。今週末は、ヨーロッパでのシーズン最後の一戦となるイタリアGPのために、モンツァへと向かう。
第1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラにとって、モンツァは今季2度目の母国イベントとなる。イタリア人の彼は、ここへ戻るのをいつも楽しみにしている。
「この前のスパは、僕らにとって厳しかったけれど、とても満足のいくレースでもあった。僕らは確かに、素晴らしいリザルトに値する仕事をしたよ」と、フィジケラは、ベルギーでの5位を思い返して語った。「僕らはスパで、本当に素晴らしい一歩を踏み出すことができた。でも、モンツァでは、僕にはさらにもう少しプレッシャーがかかることになる。あそこは、僕のホームコースのひとつだからね」
「シケインへのブレーキングエリアではグリップがとても少ないし、かなり縁石を使う必要もあって、マシンが不安定になり、ドライビングはちょっと難しい。でも、縁石は、以前ほどひどくはなくなっている。シケインはどちらも難しいし、パラボリカは重要なコーナーだ。あそこで本当にいいラインをとって、きれいに脱出すれば、メインストレートでとてもいいスピードが出せるからね」
チームメイトのフェリペ・マッサは、スパではフィジケラの前でゴールし、F1での自己最高位を記録したが、イタリアでもまた、いいところを見せられると期待している。
「モンツァはローダウンフォースのサーキットだから、ブレーキングしているときはあまり楽じゃない。安定性が少ないし、時速360kmからブレーキングするんだからね。でも、面白いコースだし、F1で最も古いコースのひとつだ。オーバーテイクのチャンスがかなりあって、いつも素晴らしいレースになるね。シンプルなサーキットだけど、チャレンジでもある。僕はあそこでドライブするのは好きだよ」
「モンツァにはいい思い出があるんだ。2000年に、イタリアのフォーミュラ・ルノーで優勝したし、その同じ週末に、同じカテゴリーのヨーロッパ選手権のレースでも優勝したんだよ。2001年には、ヨーロッパF3000のレースで優勝した。だから、今週末も活躍できるといいな」