ウイリアムズはヨーロッパの最終ラウンド、イタリアGPのため、今週モンツァへ向かう。前戦ベルギーGPと同じドライバーラインナップで臨み、最終的にノーポイントとなってしまったもののベルギーで見せたパフォーマンスをさらに高めようと考えている。モントーヤは、ここモンツァでティフォシの前でフェラーリを倒し、F1での初勝利を獲得している。そして今度はウイリアムズの2004年初勝利を獲得したいと思っている。「ベルギーGPは残念な結果に終わったから、ここでは引き続き、できるだけたくさんのポイントを稼ぐことを目指していく」とモントーヤ。「僕らの能力ははもう証明できている。あとは少しの運だけなんだ!」「モンツァはいつも僕にとっては特別な場所さ。2001年にF1初勝利を挙げたところだからね。フェラーリのホームグラウンドで表彰台の一番上に乗るなんて本当にすごいことだったよ。チームは今年、そのときと同じようなパフォーマンスを見せられると思っているんだ。ここのサーキットは僕らのシャシーにもエンジンパッケージにもすごく合っているし、アントニオも僕もここのトラックを気に入っているしね。モンツァで3日間のテストを行ったんだけど満足する結果で終えられたんで、今週末にいいレースができる自信があるよ」
インディアナポリスでの負傷から順調に回復しているラルフ・シューマッハーだが、保険の関係でいまだコクピットへの復帰は許されず、復帰はイタリアGP後になる。そのため引き続きピッツォニアが代役を務め、スパで見せた強力なパフォーマンスの再現が期待される。「スパでは初の表彰台を逃がしてしまってがっかりしたよ。でももう1回GPで走れることになったのでとても嬉しい。特にここのトラックはとてもエンジョイできるしね」とピッツォニア。「F3000では2回モンツァで走ったことがあるんだけどF1ではまだなんだ。もう待ちきれないね」「3日間ここでテストをやったけど、レースでは今までで一番いいポジションにいられると思うよ。ここはF1のカレンダーの中でももっともエキサイティングなレースのひとつなんだ。ここは多くのオーバーテイクの機会があるからね。長いホームストレートもそのひとつで、スリップストリームに入って最初のコーナーで抜く事ができるんだ。僕らのエンジンはそのロングストレートに合ってるし、マシンは縁石越えやブレーキングもうまくやれるだろう。ここで必要なものは全て揃っているんだ」