ブリヂストン・モータースポーツは、提携チームが今季これまで成功を収めてきている状況の中、後半戦もこの流れをキープすることを目指している。
先週、スクーデリア・フェラーリ・マールボロとザウバー・ペトロナスがバルセロナで、ジョーダン・フォードがバイラーノでテストを行った。ブリヂストンは、各チームがシーズンの後半戦に向けてしっかり臨戦態勢ができていることに、自信を持っている。
次の戦いの舞台となるのはフランスGPで、今回もまた、ブリヂストン勢のドライバーが表彰台の頂点に立つ可能性が大いにある。
フランスのマニ−クール・サーキットは、高速コーナーと低速コーナーが組み合わされた、比較的スムーズな路面のコースだ。この4.411kmのコースに挑むにあたり、ブリヂストン・モータースポーツは、中位のレンジのコンパウンドを使用するドライタイヤをフランスに送った。ドライ用、ウエット用、エクストリームウエザー用を含めて、合計1400本のブリヂストン・ポテンザ・F1タイヤが、すでにフランスに向けて送り出されている。
ブリヂストンの菅沼寿夫テクニカル・マネージャーは、次のように述べた。「タイヤの面からいうと、マニ−クールは、低速コーナーから急加速で立ち上がるために、リヤタイヤに非常に厳しいサーキットだ。マニ−クールでは、ドライバーたちは、リヤタイヤにかかるストレスに気を遣うことが重要になる」
「さらに、路面はかなりスムーズだが、温度が非常に高くなることがあるので、3種類のドライスペックのうち、私たちが今週末に向けて最終的に選んだのは、コンパウンドレンジの中位のものだ」
「フランスで速いラップタイムを刻むには、各チームとドライバーたちは、第2セクターにしっかり取り組む必要がある。あの区間で速く走れるのが重要なのだが、いつもと同じく、ブリヂストンのエンジニアたちは、タイヤから最大限の力を引き出せるように、各チームとよく連携して働くだろう。私たちはコンペティティブなはずだし、2003年は負けてしまったので、今週末はなんとしても、フランスでまた勝利を挙げるつもりだよ!」