F1はアメリカに上陸し、5週間で4戦目となるGPが開催されようとしている。ミシュランは、自分たちのタイヤがインディアナポリスで「過去に見せてきたトップレベルのパフォーマンスを今回も見せられるだろう」と確信している。
フランスのタイヤ会社ミシュランが、アメリカGPに初参戦したのは2001年のことだが、今に至るまで“ブリックヤード”では未勝利が続いている。代表者のピエール・デュパスキエは、これを今週末に解消したいと考えている。
「ミシュランは、インディアナポリスへの挑戦を楽しんでいる」と、デュパスキエはコメントした。「ここは、シーズン中で最長のストレートと、タイトなインフィールドセクションとが、際立った対比をなしているコースだ」
「20秒以上のスロットル全開で発生する熱には耐えて、それでいてコースのタイトな区間でも、最大のトラクションが得られるようなグリップを発揮するタイヤを開発する、というのは、タイヤ会社にとってチャレンジだ」
「ウチのタイヤが、過去にここで見せてきたトップレベルのパフォーマンスを今回も再現できるだろうと、私は確信している」
「インディアナポリスのコースは、見てわかるとおり非常に特殊だが、しかしそれは、ふつう想像されるような理由のせいではないのだ」と、F1プログラム・マネージャーであるパスカル・バセロンが付け加えた。「バンクがあることは、タイヤにとっては厳しいことではない。大きな負荷がかかり、スピードは出るが、それによってタイヤは必要な温度に達するのがたやすくなるからだ」
「それゆえ、ウエットでもドライでも、1周目からいいラップを刻むのは問題ない。私たちはもちろん、それを計算に入れてタイヤの選択を最終決定したんだ。モンツァとシルバーストンでのテストの後にね」
「インディアナポリスで、パートナーチームのために私たちが用意するタイヤは、2種類だけだ」