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メルセデス、初日1-2の重要性を否定。バンプに苦労するハミルトンは「改善すべき点がある」/F1第9戦
2023年6月17日
2023年F1カナダGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=ノータイム/2=1番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=ノータイム/2=2番手だった。
FP1開始数分で、サーキットの状況を監視するために設置されたカメラのCCTVシステムに問題があることが発覚し、安全上の理由からセッションを実施することができなくなった。そのため、最も多く走ったドライバーで3周、タイムを記録できたドライバーは20人中12人、コースに出なかったドライバーも3人おり、そのうちふたりがハミルトンとラッセルだった。
FP1で失った走行時間をある程度取り戻すため、FP2は予定より30分早く開始され、30分追加の90分で行われた。CCTVのトラブルは、FP2開始までに解決され、チームはFP1で割り当てられたタイヤをFP2で使用することが認められた。
この日の走行について、メルセデスは、「(FP2終盤に)雨が降ることが予想されていたため、我々は早い段階で、燃料をたくさん積み、ミディアムタイヤを装着した状態での走行を集中的に行い、その後に少ない燃料でソフトタイヤを履いた状態に切り替えた」と述べている。
「路面が進化し続けるなか、ルイスとジョージは新品ソフトタイヤで1番手と2番手のタイムを記録した」
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、こう述べている。
「雨が降る前にロングランを終わらせたかった。その点で、他チームとは異なるプログラムの進め方になり、我々が少ない燃料で走った際には路面が進化していたため、他チームより有利な状態だった。それこそが、我々がタイムシート上でトップに立った主な理由だ」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=ノータイム/2=1番手(1分13秒718:ソフトタイヤ/30周)
FP1で問題が発生したことで、奇妙な一日になった。今日サーキットに来てくれたファンの皆には本当に申し訳なかった。昨日から熱狂的なファンが集まり、町全体が熱気に包まれている。最終的にコースに出ることができて、90分のセッションができてよかったよ。90分のプラクティスというのは久しぶりだったね。
このコースを走るのが大好きだ。素晴らしいサーキットだよね。ピットレーンを離れたその瞬間から、「おお、これはすごい!」って思うんだ。
とはいっても、ここは長年走ったなかで、最もバンピーなサーキットなんじゃないかな。このバンプには皆が苦しんでいると思う。
全体的にマシンの感触は悪くはなかったが、やるべき仕事が残っていることは確かだ。コーナーでのライドコントロールとバランスを改善する必要がある。それができれば大丈夫だと思うよ。
シーズン序盤の状態と比べると、マシンは全体的に一歩前進している。モナコやバルセロナで見られた改善を感じている。あと、雨は大好きだから、明日は大いに楽しむつもりだよ!
(走行後のインタビューで語り)マシンの感触は、最高ではないが、最低でもない。まずまずという感じかな。ここはバンピーだからね。でも他の誰もがバンプに苦労していると思う。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=ノータイム/2=2番手(1分13秒745:ソフトタイヤ/31周)
FP1でああいうトラブルが起きて、FP2が延長されるなんて、とても奇妙な一日だった。それなりに生産的なセッションだったけれど、タイムをそのまま受け止めて深読みすることはできないと思う。僕たちが予選の準備として少ない燃料で走ったのは、セッション終盤で、そのころの路面は速いタイムが出やすいコンディションだった。
バルセロナとここはまったく異なるサーキットなので、前回とマシンのパフォーマンスの比較をするのは難しい。バルセロナは路面がものすごくスムーズな、ハイスピードトラック。一方ここは信じられないほどバンピーだ。それでも僕たちのアップグレードは、マシンの限界に対応するのに役立っていると思うよ。
ペースに関していえば、予選ではフェラーリとアストンマーティンの後ろになるんじゃないかな。でも、日曜に強さを発揮できるということは分かっているし、重要なのは決勝だ。
明日はウエットコンディションになるみたいだね。何が起こるか見てみよう。
(autosport web)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 393 |
2位 | ランド・ノリス | 331 |
3位 | シャルル・ルクレール | 307 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 262 |
5位 | カルロス・サインツ | 244 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 192 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 190 |
8位 | セルジオ・ペレス | 151 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 593 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 557 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 544 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 382 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 44 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |