2020年F1ベルギーGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1＝2番手／2＝3番手だった。

　FP1では17周を走り1分44秒562、FP2では23周のなかで1分43秒840を、それぞれソフトタイヤで記録した。

　メルセデスは今回、2台のマシンについて、シーズン2基目のエンジン（ICE）、ターボチャージャー、MGU-Hを投入している。

　幸い今日はドライコンディションだったので、たっぷり走り、マシンを理解する時間に恵まれた。

　レッドブルと僕らの差はほとんどないぐらいだ。今の段階では彼らの方が少し速いかもしれない。レーシングポイントもかなり近くにいて、手ごわそうだ。ルノーのダニエル（・リカルド）もね。皆がかなりの僅差で続いている。そうなった理由を理解する必要がある。彼らが一歩前進したのか、僕らが一歩後退したのかを探らなければ。そういうわけで僕らに今夜課題があるのは間違いない。データを掘り下げ、マシンをもう少しいい形に調整していく。エキサイティングな週末になりそうだ。

（走行後の会見で語り）サーキットによって僕らが強いこともあれば、劣っていることもある。ここに来るにあたって、ギャップは縮まっていくだろうと予想していた。そのとおりのようだ。彼らが一歩前進したのか、僕らが後退したのか、コースレイアウトの影響なのか、ダウンフォースレベルの関係なのか、それは分からない。もちろん改善のために取り組むけれど、面白いレースになりそうだからわくわくしている。

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