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フェラーリPU問題:FIAの対応に抗議する7チームの足並みに乱れ? 親会社の意向でメルセデスF1が追及を断念か
2020年3月17日
元F1最高権威者のバーニー・エクレストンは、2019年のフェラーリ製パワーユニットの合法性をめぐる論争へのFIAの対応を批判、チーム側にはFIAを相手取って訴訟を起こす以外に選択肢はないと語った。しかし最近、FIAに抗議する7チームのグループが一枚岩ではなくなってきているとの報道もある。
他チームからの申し立てを受けて、FIAは2019年シーズンを通して、フェラーリの燃料システムを主な対象とする綿密な調査を続けてきた。
ライバルチームたちは、フェラーリがレース中に使用可能な燃料流量の規制を巧みにすり抜けたのではないかと疑っている。それこそが、フェラーリ製パワーユニットのパフォーマンスがシーズン中盤から突然上がった理由なのだと考えたからだ。
フェラーリはこの疑惑を否定しており、FIAからも不正があったとの指摘はなされなかった。しかし、FIAがこの問題について、フェラーリとの間に「内容を機密とする和解合意」に至ったとする声明を出したため、論争は再燃した。
レッドブルF1のモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコ博士は、フェラーリが不正を行っていた場合、コンストラクターズ選手権2位の座は剥奪され、自身のチームがランキング2位に昇格されるべきだと考えている。それがなされなかったことによって、レッドブルは獲得できていたはずの約2400万ドル(約25億5000万円)を失った計算になるとマルコは話した。
「我々は、GPSのデータから何かがおかしいとは感じていた。だが十分な証拠を得られなかったので、公式な抗議を行うことは控えた」と、マルコは『F1-insider.com』に語っている。
エクレストンはこの話題についてコメントし、FIAによる問題への対応が、結果としてフェラーリと提携関係のない7チームから訴訟を起こされても仕方のない状況を作ってしまったとの見解を示した。
「(フェラーリ以外の)チームはFIAを訴えるべきだ。おそらく、(各チームに)数百万ドルにのぼる額を取り返す資格があると思う」と、エクレストンは語った。
エクレストンは、現行の競技規則に基づくと告発に足る十分な証拠がないために、フェラーリとの機密の和解を選んだ、としたFIAの説明に失望した。
「フェラーリが清廉潔白ならば、そもそもなぜ(FIA会長)ジャン・トッドと合意する必要がある? そのことひとつを取ってみても、(罪の)告白のようにみえる」と現在89歳のエクレストンは主張した。
■ダイムラーとフェラーリの首脳同士が会談との報道
エクレストンは、自分がF1最高権威者だった時代なら、論争がこれほどまでに過熱してしまう事態にはならなかったと断言した。
「時にはこうした火事が起こる場合もあった。そういう時は、私がいわば消防隊長として、火消しにあたらなければならなかった」とエクレストンは認めた。
「それでも私の時代には、各チーム、FIA、そして私自身の間で共通の落としどころを見つけることは常に可能だった。だが今回についてはもう遅すぎる」
FIAは、チームとの間で機密の和解合意に至ることについて、トッド会長が2010年に導入した競技の司法規律の範囲内の行動であると主張する。これは、F1のイメージを守り、あるいは勝者なき法的論争の局面で適用されるものだという。
しかしFIAの最初の声明を受けて、フェラーリ製パワーユニットを使用していない7チームは、本件について「FIAの適正手続きの範囲で、管轄裁判所の面前に法的手段を追求する権利を留保する」とも述べている。
「FIAの行為は、我々が毎年莫大な額の費用を投じているF1そのものの信用を落としかねない」と、マルコは強く主張した。「これ以上容認することはできない」
しかし最近になって、メルセデスが共同声明を発表した他の6チームと袂を分かつことを決めたとの報道も出ている。
『F1-insider.com』は、メルセデスチームの親会社ダイムラーのCEOオラ・ケレニウスが、FCAおよびフェラーリの会長ジョン・エルカーンと会談を行った結果、本件から手を引くことを決めたと報じている。ダイムラーは、これ以上の論争はF1およびダイムラー社のイメージを損なうことになると考えたのかもしれない。
メルセデスがFIAに抗議する7チームのグループから抜ける場合、そのパワーユニットを搭載するレーシングポイントとウイリアムズも行動を共にする可能性がある。もしそうなると、グループに残るのは、レッドブル、アルファタウリ、マクラーレン、ルノーの4チームのみとなってしまう。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 362 |
2位 | ランド・ノリス | 315 |
3位 | シャルル・ルクレール | 291 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 251 |
5位 | カルロス・サインツ | 240 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 189 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 177 |
8位 | セルジオ・ペレス | 150 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 566 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 537 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 512 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 366 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
7位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 36 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |