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F1技術を注入。マクラーレンがバージボードを搭載した新型車両720Sを都内で発表

2017年3月8日

 F1でもお馴染みのマクラーレン、そのF1で培った技術をフィードバックした市販車を製造するマクラーレン・オートモーティブが、新型車両「720S」を都内のマクラーレン東京で発表。バージボードを採用するなど、F1技術と関連の強い1台がお披露目された。


 マクラーレンの市販車の製造販売を行うマクラーレン・オートモーティブとしては、ラインナップされた3つのカテゴリーの中間に位置する「スーパーシリーズ」(最上位はP1、P1 GTRなどのアルティメットシリーズ、エントリーモデルとして570S、540Cなどのスポーツシリーズ)の第2世代にあたる、今回の720S。

コンフォート、スポーツ、トラックの3つのシャシー・モードでデイリーからサーキット走行まで可能
コンフォート、スポーツ、トラックの3つのシャシー・モードでデイリーからサーキット走行まで可能

 720Sは3月7日の第87回ジュネーブ国際モーターショーで公開されたばかりだが、そのわずか12時間後に世界で最初の国として日本で実車を持ち込んだ発表会が行われた。


「日本はスポーツカーに対して大変、理解の深い熟成した市場。我々のコンセプトにフィットした、とても重要な市場であるので、ジュネーブショーの翌日に世界で一番早く公開しました」と語るのはアジア・パシフィック・マネージング・ディレクターのジョージ・ビッグス氏。


 720Sはそれまでのマクラーレン・オートモーティブの型式名に由来するとおり、720馬力という圧倒的なパフォーマンスを発揮するマクラーレンの旗艦スポーツカー。4.0リッターV8ツインターボエンジンのM840はターボラグが短縮され、ドライバビリティが大きく向上し、650Sから13kg軽量化されたカーボンモノコックと合わせて、0-200km/hが7.8秒という加速性能を誇る。


 エンジンがパワフルになり、シャシーが軽量化してパフォーマンスがアップすれば、当然、それを操るドライバーの技量が問われることになるが、720Sはデイリーに使いながらもサーキットでも走行できるというコンセプトのもと、マクラーレンが自信を持つ制御技術によって、ドライバーが快適にクルマを操ることができるという。

ミッドシップ特有のドライビングポジション。オーバーハングの短さは独特のディヘドラルドアの恩恵によるという。
ミッドシップ特有のドライビングポジション。オーバーハングの短さは独特のディヘドラルドアの恩恵によるという。


発表会で720Sの詳細を語ったマクラーレン・オートモーティブのジョージ・ビッグス氏(右)、ピーター・セル氏(左)。
発表会で720Sの詳細を語ったマクラーレン・オートモーティブのジョージ・ビッグス氏(右)、ピーター・セル氏(左)。


「サスペンションはスタビライザーのない油圧制御を採用しています。ケンブリッジ大学と6年に渡って研究開発を進めてきた電子制御技術によって、ドライバーはフェルナンド・アロンソでもジェンソン・バトンでなくとも720Sを容易にコントロールすることができます」と語るのは、セールス・マネージャーのピーター・セル氏。


「まずはお乗りになって頂くことをお薦めします。一度乗って頂ければ、我々がこの720Sに込めたメッセージが伝わると思います」と、ビッグス氏も続けるように、ドライバビリティにはかなりの自信を持っている。馬力アップも軽量化も、すべてはドライバーエンゲージメント、ドライバーが積極的に運転に参加できることをコンセプトとして720Sは開発されているというのだ。


 さらに、モータースポーツファンには嬉しいことに720SはF1との共通点も多く、720Sで外観から分かる一番のポイントはフロントタイヤの後方、ドアのエクステリアに、バージボードを設けた点だ。F1ではサイドポンツーン前方に設置されているが、720Sでもその技術を受け継ぐことになった。

F1ファンとしてはうれしいバージボードが720Sに採用。内側には空気の通り道が作られている。
F1ファンとしてはうれしいバージボードが720Sに採用。内側には空気の通り道が作られている。

「F1と同じく空力に大きく影響するエリアで、大きなダウンフォースに変換することができました」とセル氏もその効果を話すように、見た目にもパフォーマンスにも720Sの大きなポイントになっている。



(AUTOSPORTweb)




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