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レッドブルF1代表、新設計されたルノーPUの進化に期待。車体の開発も「狙い通り」

2017年2月21日

 レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、パワーユニットサプライヤーのルノーは、メルセデスに追いつくために「冬の間に大きな進化を遂げた」と考えている。


 2016年シーズンのルノーは、波乱に満ちた2015年から調子を取り戻して前進し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドによる2度の優勝に、ひと役買った。ホーナーは以前、ルノーがパフォーマンスを3%向上させることができれば、トップのメルセデスに対抗できると話していた。ルノーはさらなる進化を目指し、今季はパワーユニットのコンセプトを大幅に変更している。 


「今年は設計思想も変更された、真新しいエンジンになる。ルノーは冬の間に大きな進化を遂げた。我々は一歩上のパフォーマンスを期待している。それが実現すれば、今季は真の挑戦者としてメルセデスとフェラーリを苦戦させることができるだろう」


「3度の王者メルセデスこそ、倒すべき相手だ。彼らは非常に高い基準を設けているが、望むところだ。我々のドライバーは素晴らしく、チームは非常に安定している。今シーズンが始まるのが楽しみでならないよ」


 レッドブルは新車開発の期間をテスト直前まで伸ばすことで有名だが、ホーナーは来週のバルセロナテストでマシンがコースを走行する前に、状況が整ったことに満足している。


「オフシーズンはいつも時間やプレッシャー、要求に追われている。まるで水面下で必死に足を動かす白鳥のようだが、それはどの年のオフシーズンでも同じこと。我々は狙い通りのところにいる」


「初走行の前は、いつだって不安にかられている。マシンがガレージから出て、ピットレーンを進んで行くときがね。1周を走り終えて戻ってくるところが、まず見たい! マシン本来の姿を見るのは興奮する瞬間だ」


「それから、もちろんテストもだ。みんな、誰がどんなタイムを出しているか、燃料はどのくらいか、誰がレース向けの走行をしているかに夢中になる。でもそれらは実際、すべて的外れだ。自分自身のプログラムに集中し、周りのことには目もくれずに仕事をやり遂げ、これまで開発してきたものと向き合うべきだ」


「そんな状況も、メルボルンまでには変わっていくだろう。テスト関連の騒ぎや緊迫した様子を見るのは面白い。けれども我々は過去何度かのオフシーズンで、自分自身や自分たちのプログラムに集中するのが、だいぶ上手くなったんだ」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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