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「2017年F1ではエンジンパワーがこれまで以上に重要に」。ウエーバーの新規則への見解

2017年2月8日

 元F1ドライバー、マーク・ウエーバーは、空力規則が大幅に変更された2017年のF1では、エンジンの性能がこれまで以上に重要になると考えている。


 今年のルール変更の焦点は、ワイドなマシンとタイヤ、エアロダイナミクスの強化により、ラップタイムを5秒短縮することに置かれている。タイム短縮のほとんどはコーナリングスピードの向上によって実現され、今年は一部のコーナーがストレートとみなされるようになると言われているほどだ。


 さらに最低重量が2016年と比較して26kg引き上げられることから、ウエーバーは重量とドラッグが増えることにより、パワーがより一層重要視されるだろうと考えている。


「マシンのダウンフォースは増大し、これまで以上にパワーの影響が大きくなるだろう」とウエーバーは述べた。


「これまでにも増して強力なエンジンが必要になる。タイヤが幅広になり、ドラッグが増加するからだ」


「タイヤがワイドになって、マシンがかなり重くなる。それによって速度が落ちるのは少し残念だね」


 しかしウエーバーは、全体的な速度の向上は、エンターテインメントの面ではF1にとって良いことだと考えている。


「スポーツの面では大きく前進するはずだ。久しぶりにマシンが速くなるのだから」とウエーバー。彼は2002年から2013年にかけてF1に215戦参戦し、レッドブルやウイリアムズなどで活躍した。


「ドライバーが本来の仕事をするようになるし、昔のように表彰台に立ったドライバーは汗をかいていることだろう。素晴らしいことだ」


「10年前に僕らが出していたようなラップタイムに戻るんだ」


「見ごたえのあるものになると思うよ」


 ピレリの今季F1タイヤは、フロントタイヤは60mm増の305mm幅に、リヤタイヤは80mm増の405mm幅になるが、ホイール径は13インチのままだ。


 ウエーバーは、F1がホイール径を拡大しないことで、マシンの全体の印象を損ねていると感じている。


「マシンの見栄えは良くなるだろう。ぱっとしないタイヤを除けばね」と彼は付け加えた。


「もっと大型のタイヤが必要だ」


「タイヤはいまだに小さいものを使っている。ただ、他の部分はかなり良さそうだね」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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