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F速予想:ツキに見放されたハミルトン

2014年7月27日

LAT

 それにしてもルイス・ハミルトンはツイていませんね……。前々回イギリスGPでは予選最終盤の路面状況回復を読み切れずに下位に沈み(これは自身のミスとも言えますが)、前戦ドイツGPではQ3最初のアタックでブレーキ破損によりクラッシュ、そして今回は燃料漏れによりマシン後部を燃やしてQ1敗退……。まだ白煙を上げるマシンを、がっくりと肩を落として見つめる姿は印象的でした。

 対するニコ・ロズベルグは3戦連続ポールポジション。特に今回のQ3、雨が降ってくるという難しいコンディションに先頭に飛び込んでいったにも関わらず、1コーナーで僅かにコースオフするだけ(すぐ後方を走っていたケビン・マグヌッセンはクラッシュ)で済みました。彼は「ラッキーだった」とコメントしていますが、ツキだけではないでしょう。ロズベルグの判断能力、ドライビング能力が長けていたからこそ、困難をくぐり抜けることができたと思われます。そして、結局セバスチャン・ベッテルに対して0.5秒の差を付け、ポールポジションを獲得しました。

 トラブルなどが発生しない限り、ロズベルグがポールポジションから逃げ、先頭でチェッカーを受けるでしょう。ロングランのペースもメルセデスAMGは群を抜いており、2番手以降のマシンが逆転できる可能性は、非常に少ないと言えそうです。仮にスタートで2番手スタートのベッテルが先頭を奪ったとしても、タイヤ交換のタイミングでアンダーカット(前走車よりも早いタイミングで新しいタイヤに交換し、そのタイム差で順位を逆転する戦略)すればいいわけです。





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