2014年F1スペインGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは6位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 決勝=6位
母国のレースだから、当然もっといい結果を出したかった。でも最初からそれは難しいと分かっていた。
僕らのペースはトップ勢と比べるとあまりに遅かった。その上、スタートでひとつもポジションを上げられなかったのもよくなかった。
トップには大差をつけられたが、それは今回に限ったことではない。今日の結果から、ライバルたちはパフォーマンスでも信頼性でも強力であることが分かった。それでも彼らを捕まえるのが数字上不可能になるまでは、追いつけると信じて全力を尽くすつもりだ。
(セバスチャン・)ベッテルをカバーするために3回ストップの戦略を採った。でも残念ながらピットストップ後に順位を落とし、キミ(・ライコネン)を抜くことで挽回するにとどまった。同じタイヤで走っていた時には彼を抜くことができなかった。
キミのタイヤの状態は知らないが、僕の場合、2、3周走るとリヤがとても厳しくなったので、いつピットストップをできるかチームに尋ねた。1回目のタイヤ交換の時、トラフィックに遭ってまたキミの後ろになった。
セカンドスティントでタイヤが終わってしまった時、チームにピットストップのタイミングを聞いた。チームは、2回ストップで行くことも3回ストップで行くこともできると言った。さらに、ベッテルは3回ストップで、今ストップすれば彼をカバーできるかも知れないと言うので、僕はやってみようと答えた。
ベッテルより上位のポジションを守ろうとしたが、結局それはできなかった。ベッテルに抜かれないために戦略を変えたのだが、うまくいかなくて残念だ。
モナコグランプリまでの2週間、昼夜を問わず仕事に取り組む。2週間では大改革は成し遂げられないから、全く新しいマシンを持ち込むことは期待できないが、あらゆるエリアを改善するため全力を尽くすつもりだ。