2012年F1ハンガリーGPの土曜予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンはポールポジションを獲得、ジェンソン・バトンは11位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 予選=1位
本当に嬉しいよ! ここまではとても良い週末を過ごしている。前戦ホッケンハイムではジェンソン(・バトン)が僕らのマシンのペースを証明し、今週末のブダペストでは僕らが絶好調だなんて、素晴らしい気分だ。予選は厳しかったけれどすべてのラップを楽しめたし、ファンが驚くほどの声援を送ってくれた。だからファン全員に心から「ありがとう」と言いたい。
アップデートはうまく機能している。ジェンソンと僕は常にスピードの向上を求めていて、それはレーシングドライバーなら自然なことなんだけど、(ファクトリーの)ウォーキングの皆もここブダペストに来ている皆も見事な仕事をしてくれた。今、僕らのマシンはフィーリングが素晴らしく良いんだ。今週末はずっとセッティングの微調整をしている。正直な話、僕らがマシンの開発と良いリザルトを出すことにしっかり集中し続けていければ、今年はまだどんなことだって可能だ。
レースのスタートがものすごく重要になるだろう。きれいなスタートを切って、タイヤのケアをしながらトップを保てるといいな。
今日のポールポジションは、マクラーレンの歴史の中で150回目に当たると聞いた。本当に素晴らしい結果だ。こんな素晴らしいチームの、今もって続いている栄光に貢献できたことをとても誇りに思っている。10歳のころ、初めてロン(・デニス/マクラーレングループおよびマクラーレン・オートモーティブの会長)に会った時のことを鮮明に覚えている。ロンに、いつかあなたのチームで走りたいって言ったんだ。そして僕らは今日ここにいる。明日のレースが待ち遠しいよ!
ジェンソン・バトン 予選=4位
昨日と午前中のフリー走行よりは、予選での方がマシンにずっと満足できていた。もちろんルイス(・ハミルトン)ほどハッピーではないよ。彼は今日素晴らしい仕事を成し遂げたから、それについては見事だったと思っている。けれど全体的には僕もかなり満足できている。コースは奇数列の方が偶数列より圧倒的にクリーンだから、Q3の最後に3番手を逃したのは残念だったね。もし3番手につけられていたら、明日良いスタートを切るのが少し楽になっていただろう。でも4番手もそれほど悪くない。昨日のフリー走行後にも言ったように、ここで速く走るためには完璧なバランスを得ることが全てなんだ。今日、それが証明されたと思う。僕は今日の午後はその完璧なバランスを得られなかったが、ルイスには明らかにそれができていた。事実、ルイスのパフォーマンスは、今の僕らのマシンの速さが本物であることを示していると思う。