2012年F1ヨーロッパGPの日曜決勝で、トロロッソのダニエル・リカルドは11位、ジャン−エリック・ベルニュはリタイアだった。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニエル・リカルド 決勝=11位
レースの最終結果にはがっかりしている。僕自身はいい走りをしたし、チームにももっといい結果がふさわしい。最終結果を除けば、本当に素晴らしいレースだった。グリッドからの滑り出しもよく、2台ほど抜くことができた。でもオープニングラップは少し混乱していて、何台かをイン側から抜こうとしたら、ペレスにアウト側から抜かれてしまった。
ファーストスティントはとてもよくて、ライバルたちについていくことができた。セカンドスティントもうまくいった。セーフティカーは僕らにとっては有利に働かなかった。2回目のストップの後、最後までプッシュした。僕の前を走るペトロフがすごく遅かったから、彼を抜きにいったら、彼はワイドになって防御してきた。
だから逆側から抜こうとして、彼にはレースするスペースを残していたと思うけど、僕らは接触した。彼の動きが少しアグレッシブすぎたからだと思う。いずれにしてもそれによって僕は入賞のチャンスを逃した。それでも今回のレースにはポジティブな要素がいくつかある。外から見ると、それは分かりづらいだろうけどね。
ジャン−エリック・ベルニュ 決勝=リタイア
完走できなくてものすごく残念だ。プライムタイヤでスタートし、オプションタイヤでいいペースを発揮できていたのにね。これが今シーズン初のリタイアだよ。
ヘイキ(・コバライネン)との事故については、僕の方が前に出たと思って、コーナーリングを始めたら、接触したんだ。彼のフロントウイングが僕のリヤホイールに当たり、フロアに大きなダメージが生じたし、傷ついたリヤホイールを交換することはできなかった。だからレースを続けられなかった。あれは単なるレーシングアクシデントだと思う。