2012年F1オーストラリアGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは12位、フェリペ・マッサは16位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=12位
状況はこうだ。ブレーキング中に少し芝に乗り上げてしまい、マシンのコントロールがきかなくなり、最終的にグラベルにはまってしまった。エンジンが止まらないようにして、マーシャルがコースに押し出してくれるのを期待していたんだけどね。ユーズドのソフトタイヤでタイムを出した。新品を履いていたらQ3に進出できたかもしれないけれど、上位を争うことはできなかっただろう。
今日の僕らにはパフォーマンスが欠けていた。特に空力的なダウンフォースが十分でなく、更にトップスピードも足りない。明日は守りのレースをして、やれることをやるつもりだ。4セットの新品タイヤがあるので、それを活かし切れたらいいね。何列か前にいるライバルたちを捕らえるために、いいスタートが切れることを期待している。そして最後まで彼らと戦いたい。
去年ここでの予選ではトップから1.4秒遅れていたけど、今日のQ2では1秒だ。つまり仮定的に、僕らは去年よりもコンペティティブだと言うこともできる。進歩を遂げたチームもあるが、僕らには十分に改善の余地があると思っている。マレーシアには同じマシンを持ち込むので、状況は大きくは変わらないだろう。いかにそこでのコース特性に順応するかだ。今年の初めに掲げた僕らの目標は、開幕から優勝を狙って戦うことだったが、それは叶わなかった。でもこれから長いシーズンになるし、僕らにできるのはパフォーマンス向上に取り組むことだけだ。腹を立てたって何の役にも立たない。
フェリペ・マッサ 予選=16位
とてもがっかりしている。僕が予想、あるいは期待していたようなシーズンのスタートではない。FP3の最初から苦労していた。マシンバランスが全然僕の望みどおりではなかったし、クリーンラップも全く走れなかった。グリップがミディアムでもソフトでもずっと足りず、進入ではオーバーステア、立ち上がりではアンダーステアに悩まされていた。なぜだか分からないけれど、マシンが冬のテスト中よりも悪くなっているみたいだった。このサーキットの特性によるものかもしれないね。
明日のレースでは自分たちにできることをやるだけだ。かなり後方からスタートするので簡単ではないが、精一杯やるよ。1回ストップというのは不可能だと思うけれど、今日の予選での遅れを取り戻すべく努力する。僕らは予想より明らかに劣っているが、去年と比べて大きく進歩したチームもある。マシンの開発のための正しい方向性を見出さなければならない。