◆ビタントニオ・リウッツィ(トロロッソ)
Q:アメリカGPでチーム初となるポイントを獲得したね。大きな一歩だったと思うが、これでチームの雰囲気も変わりそう?
VL:第1コーナーでのアクシデントに少しは助けられたとはいえ、すごく嬉しかったよ。ペースも良かったし、ニコやデイビッド(クルサード)とも闘えた。もちろん、チームの誰もが前向きだ。チーム皆の頑張りは、ポイントに値すると思う。何もかもが新しいチームで、ついに初ポイントを獲得した。
Q:君自身の将来については?レッドブルに移籍したい?
VL:望みとは違うな。誰もどうなるか分からない。今はトロロッソでうまくやれている。チームの働きぶりには満足しているし、将来はもっと強くなると思う。'07年には大きな前進があるだろうけど、レッドブルが何をどうするかは分からない。僕もマテシッツさんの決定に従うだろうね。
◆ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)
Q:アメリカが残念な結果に終わったのは、重いクルマに乗っていたせい?それともブリヂストンタイヤへの理解が不足していたから?
NR:ブリヂストンのせいではないと思う。同じタイヤではなかったかもしれないけど、似たようなタイヤを履いた他のチームは調子が良かったからね。今はタイヤのせいにはできないだろう。色んな原因があるんじゃないかな。その一部で間違いないと思うのは空力だ。事実上、空力面に問題が見つかったんだ。今も取り組んでいるところで、1日やそこらで変わるものではない。でもチームは改善できると確信している。
Q:では、ここフランスでは変更できないにしても、次戦のホッケンハイムには期待できそう?
NR:ここには新しいパッケージを持ち込んでいるよ。過去2戦は低ダウンフォース仕様のパッケージだった。ここからは高ダウンフォース仕様に戻るし、チームも対応できていると思う。ただ他チームも同様なので、ここで大きく前進できるように願っているよ。
◆フェリペ・マッサ(フェラーリ)
Q:前戦で自身最高位を獲得したことで、気持ちや自信の面で変化があった?
FM:すごく良かったよ。一層やる気が出て、より懸命になれるからね。僕だけじゃなく、チームにとっても良い結果だったと思う。選手権の点から考えても、この成果は大きい。このまま同じような結果が得られるといいね。
Q:アメリカではフェラーリの独壇場だったが、そのままの勢いで行けそう?
FM:インディの時に比べたら、ここではルノーとマクラーレンの方が少しだけ優位だと思う。僕らに応戦しようと必死になるだろうしね。上位で踏ん張れたらと願っているよ。選手権の後半はかなり厳しくなるだろうけど、チームも僕らドライバーも気合が入っているし、上位に留まることが大切だと思う。
◆フランク・モンタニー(スーパーアグリ)
Q:このレースが現チームでの最終戦ということになるようだね。君自身は予測できていたんだろ?
FM:もちろん。それより、最初はスペインGPだけという話だったのが何戦かは出走できたわけだし、今は母国GPに出られるのがすごく嬉しいよ。
Q:君にとって母国レースの意味とは?
FM:皆と同じだと思う。帰国すると良い感じだよね。皆と母国語で話せて、ファンも増えて、歓迎ムードが漂っている。でも大した変化はないし、今はレースだ。
Q:次戦では新車を投入するようだが、どんな違いが?
FM:相当な違いだと思う。新車とは言っても、完璧な新車じゃない。その先の2、3戦でさらに改良が加えられる予定だ。