F1第6戦スペインGPがサーキット・デ・カタルニアを舞台に開幕し、フリー走行1回目はフェラーリのフェリペ・マッサが1分15秒796でトップタイムをマークした。2番手にはチームメイトのミハエル・シューマッハーが続いた。
日本勢では、ホンダのルーベンス・バリチェロ、ジェンソン・バトン、トヨタのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリはフルラップの走行をしていないためノータイムとなっている。またスーパーアグリの佐藤琢磨は9番手、フランク・モンタニーはマシントラブルによりセッションを途中で終えている。
既報のように、スーパーアグリは井出有治に代わってこのスペインGPと次戦モナコGPでモンタニーがレースドライバーとして走ることになった。レッドブルのデイビッド・クルサードはこのスペインGPで通算200回目のグランプリ出走となる。
午前11時(現地時間)からのフリー走行1回目の天候は晴れ、気温18度、路面温度20度、湿度75%というコンディション。セッション開始前はウエット路面だったが開始時には雨は上がった状態。各車ウエットタイヤを装着してコースインするが、インスタレーションラップのみの走行でひとまずピットへと戻っていった。
最初にタイムを出したのはアレクサンダー・ブルツで、開始11分に1分29秒581のタイムをマークする。それに、ロバート・ドーンボス、ジョルジオ・モンディーニが続いた。その後ニール・ジャニが1分28秒648をマークしてトップタイムを塗り替えた。
セッション中盤に入るとブルツがドライタイヤを装着してトップタイムを大幅に更新する。その後ブルツとアンソニー・デイビッドソンのふたりが1分20秒台前半のタイムを刻みながら周回を重ねていき、これにクビカも加わり3人によるトップタイムの奪い合いという展開。その中でクビカが1分17秒877をマークしてトップに立った。その後、ドーンボスも自己ベストを更新するがクビカには及ばず2番手となった。
セッション終盤に入ってもデイビッドソン、クビカ、ブルツの3人がトップタイムを更新し合う中、残り15分にクビカが1分16秒628をマークしてトップに立った。その後もドーンボス、ジャニ、モンディーニ、琢磨を加えた7台が周回を重ねるもトップタイムは更新されずセッションも終盤を迎えていた。しかし残り5分にフェラーリのM.シューマッハーとマッサがコースインすると次々とトップタイムを更新し、マッサが1分15秒796のタイムでトップに立った。
フリー走行1回目はマッサがトップ、2番手にM.シューマッハーでフェラーリのワンツー。以下ブルツ、クビカ、デイビッドソン、ドーンボス、ジャニ、モンディーニ、佐藤琢磨の順となっている。