フェラーリのミハエル・シューマッハーは、今週末のスペインGPで3連勝を達成するため、チームは神経を集中して臨む必要があると考えている。
とはいえシューマッハーは、自分たちが優勝争いができると確信しており、ドライバーズとマニュファクチャラーの両選手権で、フェルナンド・アロンソとルノーとの差を引き続き縮めていけると期待している。現在、シューマッハーはドライバーズ選手権で13ポイントの後れを取っており、フェラーリチームはルノーに16ポイント差をつけられている。
「僕らは、神経を集中して臨む必要がある。厳しい戦いになるからね」とシューマッハー。
「過去2戦にあったことを再現したいと考えており、それは可能だと思う。バルセロナで優勝に挑戦できる可能性は大いにあるはずだ」
戦闘力を発揮するために必要なことについては、他の全チームと同じく、彼らも頻繁に行われるテストのおかげで、このサーキットのことはよく分かっているという。
「カタルニアは、低速や高速のコーナーで正しいフィーリングをつかむ必要のあるサーキットだ。これは、風が強いせいで、思うほど簡単じゃないんだ。ただ、チームは、風のあるコンディションでテストしているから、このコースには分からないところはないよ。僕らは過去何カ月かの間にバルセロナでテストをしてきているので、何に一番集中すべきかは分かっている」と彼は付け加えた。
今週末に行われるスペインGPは、先週末のニュルブルクリンクからの連戦となる。連戦は今季5回あり、そのうち2回目にあたり、この後は、カナダとアメリカ、ドイツとハンガリー、中国と日本がそれぞれ2週連続で行われることになっている。
「時として、こういう連戦はとてもいい効果を生むことがあるし、ポジティブな流れを次のレースに持ち越すことができる。だけど僕らは本来、予想を立てるのには慎重で、1戦1戦を新しい章ととらえているんだ。ニュルブルクリンクとイモラと同じく、ハッピーエンドになるように、僕らは全力を尽くすよ」