チーム・マクラーレン・メルセデスは、ヨーロッパラウンド最終戦、第16戦ベルギーGPを戦うべく、アルデンヌ地方にある伝説のサーキット、スパ−フランコルシャンへと向かう。
キミ・ライコネンは、次のように抱負を述べた。
「僕は今でも、ドライバー選手権獲得を目指している。今年はこれまでを見ていても分かるように、何が起きるかは全く予想できないし、まだ何も終わってはいないよ。今季はまだ4戦残っており、40点を取れる可能性がある。だから僕は、毎戦最高得点が取れるように、チームと一緒になって必死に戦うつもりだ」
「スパは、転戦しているサーキットの中でも最高だ。いろんなチャレンジ、例えば、いくつかの急坂や流れるようなコーナー、タイトなコーナーがあって、もちろん、オールージュが待ち受けている。プッシュしながら速く走るには、1周全てがギリギリなんだ。最高に楽しくて、しかも速いラップタイムが刻めたら、気分がものすごく高揚する。そのためには、セットアップをばっちりと仕上げる必要があり、それも絶妙なバランスが要求される」
「唯一の欠点は、例のスパ・ウェザーだ。全くもって予想がつかなくて、コースの場所によって違ってくるんだ。そういうことがあって、レース戦略とともに面白い展開になるんだけど、誰にとっても状況は同じだからね。昨年は、僕自身、そしてチームにとっても素晴らしいレースになったし、今年も同じ結果が得られるといいね」
ファン−パブロ・モントーヤは、次のようにコメントした。
「モンツァでは、コンストラクター争いを勢いづけるようなポイントを追加できて、すごく良かったと思う。ルノーと僅差に迫ったし、これから勝ち取れるポイントもまだたくさんあるし、マシンも速いようだから、どうなるかは見てのお楽しみさ」
「僕はスパが大好きだ。気に入っているサーキットのひとつで、いつも最高のレース展開になるけど、今年は去年よりも波乱が少なくなることを願っているよ!」
「スパでのセットアップは、どう折り合いをつけるかがすべてだ。でも、他のサーキットよりも、はっきりしているんだ。空力とメカニカルなセットアップは、ストレートと高速コーナーで確実に速さを出せるようにしておかなければならないし、ラ・ソースやバスストップ・シケインでは、効果的なトラクションが必要だ。さらに、エキサイティングで有名なオールージュを駆け上がるのに、スピードを維持できるかどうかがカギになる。そうすれば、そこから最大のオーバーテイクチャンスをつかもうとレ・コームへ飛び込む時、スピードをキープできるからね」