F1マシンをドライブする初のトルコ人として、ジェイソン・タヒンチョグルがイスタンブールのサーキットでジョーダン・トヨタのデモ走行を行うことになっているが、同じトルコ人でGP2ドライバーのキャン・アルタムも、来季F1で第3ドライバーとして走る契約が締結間近となっていることを明らかにした。
　アルタムは、スコット・スピードと共にiSportから参戦し、今シーズン2ポイントを挙げている。アルタム自身もイスタンブールでのデモ走行に加わる予定だったが、GP2で戦うことと、来季F1で走る契約を結ぶことに集中することを選んだ。
　アルタムは契約が締結間近だと語っているが、どのチームと話し合いを持っているのかは明らかにされていない。
「僕らは、シーズンの初めからいくつかのチームと接触してきていて、ついに結果に満足できるところまできた。慎重に検討した末に、僕らはF1の偉い人たちのアドバイスに従って、それだけで終わってしまうデモ走行に慌てて飛びつくよりも、実りあるものを目標とする決意をした」
「この動きは、何年か前に決めたプログラムの一部だ。僕は今年、レースごとに徐々にタイムを上げてトップに近づいてきたし、ショーイベントに気を取られても仕方がない。僕はレーシングドライバーなのだし、他のドライバーすべてと同じく、F1で戦いたいんだ。ただF1ドライバーの真似をするだけじゃなくてね」
「僕がこのプログラムをどこで遂行することになるのか、いつ契約にサインするのかといったことについて、たくさんの推測がなされている。それが最終決定したら、すぐに僕らは発表するよ。今言えるのは、それがとてもコンペティティブなチームになるだろう、ということだけだ」

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