GP2のレギュラー、スコット・スピードは、今週末の彼のホームイベント、アメリカGPでは‘与えられた仕事に専念するだけ’だと述べた。彼は先週のカナダGPに続いて、レッドブルの3台目のマシンで金曜日のプラクティスに参加する。
彼は母国では特別なプレッシャーを感じるのではないかとの示唆を否定し、むしろ母国の観衆の前でコースを走るのは‘スリリング’な経験になるだろうと語った。アメリカの人々がグランプリの週末に地元のスターに声援を送れるのは、実にマイケル・アンドレッティがマクラーレンをドライブした1993年以来のことだ。
「僕のインディアナポリスでの主な課題は、この車をドライブする経験を積み、できる限り早くいろんなことを学んで、チームのために自分の仕事をしっかりこなすことだ」とスピード。
「モントリオールで僕が車に乗っていた時間は、これまでにF1をドライブした時間の総合計の2倍に近かったと思う。今のところは、とにかくこの車のセットアップに慣れることがすべてだ。F1は僕がこれまでドライブしてきたどんな車ともまるで違っているからね」
「最も大きな違いはダウンフォースの量だね。しかもF1カーは他のレーシングカーと比べていろんな変化にダウンフォースが敏感に反応するんだ。GP2シリーズでもグルーブドタイヤを使っているから、それは種類の違うタイヤを評価してチームにフィードバックするという僕の主な仕事に役立っている」
「大勢の人が僕にいくらかプレッシャーがかかっているかもしれないと思っているようだけど、この状況から生まれるプレッシャーよりも、僕自身が自分に与えているプレッシャーの方がはるかに大きいと思う。僕としては与えられた仕事に専念するだけだ。母国GPでF1カーをドライブするのはとてもスリリングではあるけどね。あのドライビングシートに戻るのが待ち遠しいよ!」