13日、南フランスにあるポール・リカール・サーキットに6チーム11台が集まり、F1合同テストがスタートした。トップタイムをマークしたのは、マクラーレンのテストドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサだった。
MP4-20を駆るデ・ラ・ロサは162周を走りこみ、1分03秒481のベストタイムを叩き出した。彼は、もしファン‐パブロ・モントーヤのケガが回復せず、バーレーン同様イモラを欠場するとなれば、再び代役を務めるのは自分であると周囲にアピールしたいところだろう。
僚友のアレクサンダー・ブルツも同じくMP4-20に乗りこみ8番手。ふたりは4月24日に行われるサンマリノGPに向けたミシュランタイヤのテストを行った。
2番手、3番手は、開幕3連勝と絶好調を維持するルノー勢。2番手のジャンカルロ・フィジケラからおよそ0.06秒遅れでフランク・モンタニーが続いた。ふたりは2台のR25を使用し、セットアッププログラムおよび長期的な研究開発作業を手がけた。ルノー勢もかなりの周回数を重ねている。フィジケラが170周を走行、一方のモンタニーはメカニカルトラブルに見舞われて彼自身のテストプログラムを早めに切り上げたが、それでも159周を走りこんだ。
4番手はトヨタTF105をドライブしたテストドライバー、オリビエ・パニス。同じくTF105を駆る僚友のリカルド・ゾンタは6番手だった。
BARホンダのエンリケ・ベルノルディと佐藤琢磨は、5番手と7番手。ふたりは007に乗り込み、セットアップ作業、最新型エアロパーツの評価、タイヤ評価などを行った。2日目はベルノルディに代わり、ジェンソン・バトンがテストに参加する予定だ。
9番手、10番手はウイリアムズ勢。アントニオ・ピッツォニアはデ・ラ・ロサからおよそ1.5秒遅れ、ニック・ハイドフェルドは2.5秒以上離された。
最下位はジョーダンのナレイン・カーティケヤン。EJ15を駆り、39周するにとどまった。
フェラーリ勢はポール・リカールには現れず、12日と同じく、ルーベンス・バリチェロがフィオラノで、ミハエル・シューマッハーとルカ・バドエルはムジェロでそれぞれテストを行っている。3人は集中的にブリヂストンタイヤの開発を行っていることからも、ブリヂストンはミシュランと同レベルで戦えるように、またフェラーリもタイトル防衛に向けて必死になっている様子が窺える。
Paul Ricard(4/13)
Leading times
1.
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'03.481
162Laps
2.
Giancarlo Fisichella
Renault-Renault
1'03.843
170Laps
3.
Franck Montagny
Renault-Renault
1'03.901
159Laps
4.
Olivier Panis
Toyota-Toyota
1'03.916
120Laps
5.
Enrique Bernoldi
BAR-Honda
1'03.958
182Laps
6.
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'04.216
99Laps
7.
Takuma Sato
BAR-Honda
1'04.320
137Laps
8.
Alex Wurz
McLaren-Mercedes
1'04.338
103Laps
9.
Antonio Pizzonia
Williams-BMW
1'04.942
118Laps
10.
Nick Heidfeld
Williams-BMW
1'06.086
109Laps
11.
Narain Karthikeyan
Jordan-Toyota
1'07.413
39Laps #
#:Bridgestone
all others:Michelin
Track conditions: Sunny.
All times unofficial - courtesy of Renault.