先週、レッドブル・レーシングは今月24日に行われるサンマリノGPに、クリスチャン・クリエンに代わってビタントニオ・リウッツィを出走させると発表した。ついにF1デビューを飾ることになった現F3000チャンピオンのリウッツィは、「デビュー戦が待ちきれない」と語った。
ドニントンパーク・サーキットで行われた英国ツーリングカー選手権の初日に、オフ日を利用して訪れた際、リウッツィは英クラッシュネットのインタビューに答えた。イタリア出身のリウッツィは、シーズン開幕戦からレギュラードライバーとして参戦できた方が望ましかったが、それでも母国ファンの前でレースをするチャンスを与えられたことに興奮していると語った。
リウッツィは「待ちきれないほど興奮しているよ」と語った。「夢が叶った。レースキャリア初のF1レースで、しかもイモラに集まってくれた母国ファンの前でレースができるんだ。ドライバーならば、できるだけ早く参戦したいと願うものだから、オーストラリアでデビューを飾れたら一層よかっただろうと思うよ。でも、レッドブルが僕にイモラからデビューするチャンスを与えてくれて、ただただハッピーだ。イモラはサーキットとして最高だからさぞや素晴らしいだろうし、母国ファンの前ですごくレースがしたいしね」
リウッツィは、サンマリノGPの週末に彼が対峙するだろう厳しさに関して、幻想は抱いていないようだ。しかし、彼はクリエンとチームリーダーであるデイビッド・クルサードが続けているように、ポイント圏内で完走したいと願っている。
「生まれて初めてのグランプリだから、すごく大変だろうね」とリウッツィ。「でも、僕の目標は最大限の力を発揮し、可能な限り高得点をチームにもたらすことだ。いい結果を残したい。僕がそう出来るんだってことを示すのは、重要だからね」