F1第3戦となるバーレーンGP初日のフリー走行1回目がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マレーシアGPに引き続きトヨタのテストドライバー、リカルド・ゾンタがファーストセッションでトップタイムをマーク。レギュラードライバーがほとんどタイヤとエンジンを温存するなか、2位にはフェラーリのミハエル・シューマッハー、3位レッドブルのサードドライバー、ビタントニオ・リウッツィが続いた。
気温35度、路面温度41度、湿度19%、風力3・8メーターとやや風が強いコンディションでバーレーンGPは幕を開けた。このレース、テニス中の怪我を理由にファン-パブロ・モントーヤが欠場。マクラーレンは代役としてレギュラー・ドライバーにペドロ・デ・ラ・ロサを、サード・ドライバーはアレクサンダー・ブルツを起用する。開幕2戦を落とし必勝体制のフェラーリは2台の新車F2005を投入している。1エンジン・2グランプリ規定によりここはほぼ全車フレッシュ・エンジン。ただしマレーシアで3位入賞したニック・ハイドフェルドはエンジン換装しているため、2レース目のエンジンを使う。
11時09分、インスタレーションラップしてピットに戻ったシューマッハーのマシンがエンジン・カウルをはずし点検を行う。このセッションほとんどのドライバーがマシンにチェックに時間を費やしている模様だ。11時10分、ブルツがターン3でコースオフ、ストップ。マシンを降りることになった。
開始14分、レッドブルのリウッツィが1コーナーでコースオフするもコースに復帰を果たした。その後、ゾンタが1分34秒741でトップタイムをマーク。11時24分、アルバースが1コーナーをコースオフし、サポートレースのレースピットを抜けてコースに復帰した。
残り10分、インスタレーションだけでピットにいた多くのドライバーがコースイン。11時53分、ジェンソン・バトンが4番手のタイムを出した次の周のセクター2でコースオフするも再走。11時58分、シューマッハーがゾンタ、リウッツィに次ぐ3位へ。翌周にはゾンタの0.671秒落ちの2位のタイムを叩き出しフリー走行は終了。トップはゾンタ、2位シューマッハー、3位リウッツィ、4位ブルツ、5位ルーベンス・バリチェロ、6位デ・ラ・ロサ、7位マーク・ウエーバー、8位キミ・ライコネン、9位バトン、10位ハイドフェルドというトップ10。トゥルーリ、ラルフのトヨタのコンビは1周、佐藤琢磨は2周のみの走行でフリー走行1回目を終えている。