2005年F1世界選手権シリーズがいよいよ開幕。3月6日(日)の決勝レースへ向けてパナソニック・トヨタ・レーシングは、オーストラリア・メルボルンへと集結した。
F1参戦4年目で表彰台獲得、そしてさらなるポジションアップに燃えるパナソニック・トヨタ・レーシングは、年初に他チームに先駆けて新型“TF105”を発表。新競技規則に対応して空力デザインを徹底的に見直し、2レース1エンジン、1レース1タイヤなどの厳しい条件を克服すべく精力的にテストを重ねてきた。優勝経験を持つ注目の2人のドライバー、ヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハー、そして、テストドライバーのリカルド・ゾンタとオリビエ・パニスはもとより、チームは自信と期待を秘めて進撃体制を整えた。
ヤルノ・トゥルーリ
カー・ナンバー16
今年のオーストラリアGPをどのように考えていますか?
「長い休暇の後、開幕戦へ向かうのはいつも楽しいことであり、そういう意味でもオーストラリアGPは特別なイベントだ。そして、新たなシーズンへ新たなスタートを切るということで、各チームのパフォーマンスが明らかになるという点でも興味深い。また、オーストラリアGPのイベント期間中は素晴らしい雰囲気だ。ドライバー達は時差に慣れるために早めにメルボルン入りするが、メルボルンは屋外でトレーニングするのにも適している」
アルバートパーク・サーキットについてはどう思いますか?
「このサーキットを走ることをいつも私は楽しんでいる。特にターン11から12へのクィックなシケインは素晴らしい。ここは公園の特設サーキットであり、路面は非常に汚れている。そのことが、今年から変更された新しい競技規則によって、より長距離を走らなくてはならなくなった新しいタイヤにどのような影響を与えるか興味深い。そしてそれはドライバーにとってより困難な問題となるだろう」
メルボルンでのレースウィークで望むことは?
「パナソニック・トヨタ・レーシングは冬季のテストを通して膨大な距離を走破してきており、私は準備が完了していることを感じている。ここまで見てきている限り“TF105”の信頼性も高く、我々の方向性は間違っていないようだ。チームが一体となって、全力を尽くしてプッシュを続け、幸運に恵まれれば、メルボルンでのこの週末、いくつかのポイントを獲得することが出来るだろう」