BMWウイリアムズF1チームは今週末、第14戦ベルギーGPに向かう。昨年度のカレンダーからは除外されていたため、今年、多くのチームおよびドライバーが復帰を歓迎する一戦だ。
「ベルギーGPがカレンダーに戻ってくれて嬉しい」と、チームの牽引役であるファン・モントーヤ。「高速で、チャレンジングで、それにドライバーへの要求がとても高い、僕のお気に入りのトラックのひとつだからね。またあそこでレースができるようになってよかった。最終シケインが前ほど良くなくなったと聞いたけど、行って見てみるまでは何ともね」
前戦ハンガリーでポイントを獲得したモントーヤは、FW26にさらなる改良を加えたこともあり、ベルギーで最高得点を加算したいと意気込んでいる。
「僕らのパフォーマンスに関しては、スパではいつもマシンは好調で、だいたい予選も上位近辺、表彰台に上がったことも2〜3度ある。今シーズンはGPの週末にウエットで走ったことはあまりないが、もしどこかのサーキットでその可能性があるとすれば、恐らくそれはスパだろう。しかも雨は僕らにとってはちょっとした助けになる。新しい空力パッケージはハンガリーではばっちりだったから、ベルギーでは、ドライでも、きっとうまくいくと思うよ!」
再びモントーヤの相棒となるアントニオ・ピッツォニアは、負傷欠場するラルフ・シューマッハーの代わりにドイツとハンガリーに出場し2ポイントずつを得点している。シューマッハーは来週あたりに再び診察を受けると見られモンツァでの復帰が見込まれるが、それまでの間、ピッツォニアは2005年に向けて自身の評価をますます高めたいところだ。
「スパはとても特別なところだから、あそこでF1カーをドライブできるなんて待ちきれない。オー・ルージュは昔ほどチャレンジングではなくなってしまったと思う。F1マシンの方が随分と変わったからだ。今ではダウンフォースが相当あるし、タイヤもすごく改善されたから、誰でも全開で行けるほどじゃないかと思う」