「バトンの決断はクレイジー」とモントーヤ
2004年8月13日
ファン−パブロ・モントーヤは、BARを今年限りで離れてBMWウイリアムズに移籍するというジェンソン・バトンの決断は“クレイジー”だと評した。
来季、ウイリアムズからマクラーレンへと移籍するモントーヤは、BBCスポーツ・オンラインに対し、バトンの考えは“まるで理解できない”と語った。
「おそらくBARの内部に何か意に適わないものがあるんだろう。BARは彼中心のチームになっている。僕としてはクレイジーだと思うけど、彼が決めることだからね。おそらくウイリアムズは立ち直ることができるだろう。でも、今年に限っては全くだめだった。BARはどんどんいい成績を上げてきている。前のレースで、彼は10位降格のペナルティを受けながら、2位でフィニッシュした。そんなことがあった後で、どこか他に行こうという気になるなんて、僕には分からないね」とモントーヤ。
一方、バトンと同国人のデイビッド・クルサードは、それほど批判的な立場を取っていない。彼はハンガリーGPの木曜記者会見で次のように語った。
「ジェンソンがウイリアムズに行きたいと思う気持ちは、表面的には理解できるよ。でも、現状ではBARのパフォーマンスはどんどんよくなってきているし、安定性も増している。(彼の判断が正しかったかどうかは)分かりようがないだろう?もしうまくいかなければ、大勢の人間が“ほら、その判断は間違ってるって言ったじゃないか”って言いたがるんだろうね」
「彼は、決断を下すために、状況を完全に把握しているはずだ。そのうち、どういう理由でこういう決断をしたかというのが分かるようになるんじゃないかな。彼とは友達であり、ライバルだ。彼が自分がやっていることに満足し、他人の判断に気をとられてすぎないようにと願っている」
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