ハンガリーGP木曜の記者会見に出席したBARのジェンソン・バトンは、当然のことながら、移籍問題について、質問攻めに遭った。
来季ウイリアムズでチームメイトとなる“かもしれない”マーク・ウエーバーと共に記者会見に出席したバトンだが、契約問題に関する質問を投げかけられると、一貫してノーコメントの姿勢を貫いた。
BARとウイリアムズの両者ともがバトンとの契約の有効性を主張しているが、契約承認委員会への登録の問題はいったいどうなっているのかと問われ、バトンはこう答えた。
「コメントできないよ。それは契約上の問題だから、チームに聞くべきなんじゃないかな。僕としてはそれについてどうこう言うことはできない」
同席したウエーバーがチームメイトになる感想を求められると、バトンは“チームメイト”という表現を避けながら、ウエーバーを褒めたたえた。
「チームメイトになるとかそういうことも、コメントできないんだ。ただ、ドライバーとしてのマークについては、こう言えるね。僕らは前も一緒に働いたことがあるけれど、彼は見ていて感心するほどよく頑張って仕事をしていた。どんな問題についても多大な努力を惜しまないんだ。F1のどのチームにとっても、彼を手に入れることは、すごく大きなプラスになるだろうね」
ウイリアムズとの契約時期、契約に至る経緯についても「ノーコメント」として口を開かなかったバトンだが、「今日ガレージに行って、気まずくなかったか」という問いに対しては、これを否定した。
「ガレージはいい雰囲気だったよ。僕らはここに仕事をするため、レースをするために来ているんだ。そして願わくば、今年最高の結果、そして僕にとってもチームにとっても、キャリアベストのリザルトを手にするためにここにいる。だから、すごく前向きな気分なんだ」