ルノーのヤルノ・トゥルーリは、今週末のハンガリーGPで、R24の性能を100パーセント生かし、モナコで見せたような強力なレースをしたいと考えている。
「モナコ同様のパフォーマンスを見せられると確信しているよ」とトゥルーリ。「しばらく夏休みが続いたが、ハンガリーではニュースペックのエンジンや空力パーツを持ち込む予定だし、このコースと僕らのマシンの相性はばっちりだと思う」
「レースでは最後の最後までプッシュし続け、常に集中力を保たなければならない。ハンガリーでは、ラインを外れるとすごくダスティーなんだ。大回りしたりすると、タイヤが汚れて、きれいになるまでかなり時間がかかって、その結果ポジションダウンにつながるんだ。だからミスは全く許されない」
チームメイトのフェルナンド・アロンソは、去年ハンガリーでF1初優勝を挙げたとあって、今年のレースも楽しみにしている。
「僕にとって特別なレースだよ」とアロンソは語る。「ここは大好きなコースのひとつだしね。去年のことを思い返すとすごくいい気分になる。自信を感じるよ。2003年にここで僕らは速かったわけだし、今年のモナコでも最大限のダウンフォースをつけた状態で速さを発揮できた。だから、いいレースができるだろうし、勝てる可能性もあるかもしれない」
「コーナーはかなり低速だけど、1周を通してうまく走るのはかなり難しいんだ。すごく正確な走りが要求される。4〜5つのコーナーがつながった部分があって、そこでは1回ラインを間違うと、続くコーナーすべてに影響が出てしまうんだ。だから小さなミスも全く許されない。レーシングラインではグリップがいいが、それをちょっと外れるとものすごくグリップが悪く、ダスティーなんだ。プッシュできるパートもあるが、注意して走らなければならないパートもある。ドライバーにとってはかなりの試練だよ」