ジョーダン・フォードは今季、どう見ても最悪なシーズンを過ごしているが、3週間前のドイツGPもご多分に漏れず、ジョルジョ・パンターノが15位にとどまり、ニック・ハイドフェルドは42周を走ったところでリタイアとなった。
今年の総得点はわずか5ポイントで、この週末もジョーダン・チームがいい成績を上げるのは難しそうだが、そうはいっても彼らが100パーセント諦めたわけではないし、ベストを尽くしてくるのは当然のことだ。
夏のブレイクを終えてナンバー1ドライバーのハイドフェルドの闘志も高まっているようだ。
「ちょっと長くレースから離れていたから、今は車に戻れるのがすごく楽しみだ」と彼。「ハンガリーのサーキットはとても楽しめるところだからわくわくするね。すごくタイトなトラックでとてもテクニカルで、少しモナコみたいだ。1999年にここでF3000のタイトルを獲ったことがあるので、僕にとってはとても感触のいいGP会場だし、またこの街も大好きだから、イベント丸ごとを楽しみにしている」
一方のパンターノもまたオフタイムを満喫し、やはりF3000で当地のレース経験がある彼は、ぜひともここで実力を披露し、チーム監督のエディー・ジョーダンに印象づけたいところだ。
「ハンガロリンクでは以前F3000で走っていたし、前回のレースからずいぶん経つように思うので次のレースが待ち遠しい。F3000の最初のポイントを2001年にここで獲ったこともあり、このトラックは大好きだ。だが、天候は毎回暑く湿度もあって体力的なチャレンジになることから、とても難しいレースということも分かっている。短いトラックで、すごくテクニカル、他ほど高速ではなく、正直言ってオーバーテイクはすごく難しい。だから予選でいいところにつけることがとても重要になる」