トヨタのオリビエ・パニスは、マイク・ガスコインはチームを正しい方向に導いていると考えており、今週末のモナコで今季初ポイントを上げられるかもしれないと予想している。
モナコでのセッション前にパニスは、チームにはポテンシャルがあり、ガスコインの加入によってそれが後押しされていると語った。また事実上のニューマシンがドイツGPあたりから投入され、それも助けになるだろうとしている。
「マイクはキャリアが長いから、いいマシンにするために必要なのは何か、きちんと分かっている。彼はチームのみんなを正しい方向に導いているよ」
「将来的に、これは大きな助けになるはずだ。でも今しなければならないのは、じっと耐えて、シーズン中盤に向けマシンの改善のため尽くすこと。大きく前進した時、正しい方向に向かっているのが分かるだろう」
シーズンここまでを振り返り、パニスは、今季は予想外の不振に苦しんでいると認めた。
「シーズンスタートはかなり失敗だったね」とパニス。「でもグランプリごとに僕らは頑張っているし、前進し続けている。マイクはチームにとってとても大きな助けになっていると思うよ」
「そろそろ彼の仕事の効果を実感し始めているし、これからも進歩していくだろう。実際、予選では時々いい結果が出せている。前戦バルセロナの僕のラップも良かったよね。ミシュランの力も大きかったと思う」
「ミシュランは1周目ではかなりコンペティティブなんだ。でも、その後僕のマシンにハイドロリックのトラブルが出て完走できなかった。いいポジションにいただけに残念だったね。でも、毎戦ポジティブにいきたいと思っているんだ。チームを後押しし、共に働き、安定して進歩を続けている」
「僕らはシーズン中盤に投入すべく、事実上のニューマシンを準備しているところだ。両方の作業をするのは難しい。現状は、今あるマシンで頑張ってベストを尽くさなきゃね」
「泣いたって仕方ないからね」