F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

決勝直前:台風の目ペレス、キミのタイヤにも注目

2015年11月29日

 アブダビGP決勝当日のヤス・マリーナ・サーキットは金曜、土曜と同様ところどころに雲が浮かんでいるものの太陽を遮るほどではなく、朝から青空が広がっている。スタート3時間前、午後2時の時点で気温28℃、路面温度35℃と土曜とほぼ同じコンディションだ。

 55周で争われる決勝レースは、ピレリによれば2ストップが主流と予想されている。3回ストップも可能だが、渋滞につかまる可能性が高いためだ。さらに金曜のロングランデータから、スーパーソフトタイヤはデグラデーションが大きいことがわかっているため、レースでメインに使用されるのはソフトタイヤになることは間違いない。それは予選でのタイヤの使い方にも表れており、メルセデスですらQ1から惜しげもなくスーパーソフトを使用。レースに向けてトップ10ドライバーで新品スーパーソフトが残っているのは、フェラーリのキミ・ライコネンだけで、あとは土日に使える4セットをすでに投入している。

 予選でソフトタイヤを使用したのは、ライコネン、セルジオ・ペレス、ダニエル・リカルド、バルテリ・ボッタス、ニコ・ヒュルケンベルグ、フェリペ・マッサ、ダニール・クビアト、カルロス・サインツJr.、マックス・フェルスタッペン、セバスチャン・ベッテルの10人。残る10人は新品のソフトタイヤ3セットを残している。そこにメルセデスの2台も含まれており、スーパーソフトでスタートするニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが1回目のピットストップでソフトタイヤへ交換することは、ほぼ間違いない。

 予選3位のライコネンも新品ソフトタイヤが2セット残っているので、2ストップは問題なくニュータイヤでつなぐことができる。しかし、もしレース終盤にセーフティカーが導入されるなど不測の事態が発生した場合、ただひとり1セット残している新品スーパーソフトが鍵となるかもしれない。

 アブダビGPの週末を通して警戒されているのが、フォース・インディアのセルジオ・ペレスだ。コンスタントにトップ4に入る速さがあり、松崎淳タイヤ&ビークルサイエンス部門シニアエンジニアは「とても興味深いレースになると思います」と語っている。最終戦でも台風の目となりそうだ。

 なお、アブダビを最後に現在のチームを去ることが決定しているドライバーは、いまのところロマン・グロージャンひとりだけ。最後の予選はトラブルに見舞われ、残念な結果に終わってしまった。財政的に苦しい状況となって以来トラブルが連続しているロータスだが、最後にグロージャンを万全の体制で送り出せるよう、土曜の夜に懸命な修復作業を行っていた。

(尾張正博)




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd15 オランダ&Rd16 イタリアGP号