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マクラーレン「10位は褒められる結果でないが安堵」/イギリスGP日曜

2015年7月6日

 2015年F1イギリスGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは10位、ジェンソン・バトンはリタイアという結果だった。

■マクラーレン・ホンダ
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
 フェルナンドが今日10位で完走し、2015年世界選手権の初得点を成し遂げたことは、ここで触れる価値のある出来事ではあるが、褒め称えるような成果とは言えない。

 それでも彼のマシンがレース中ずっと信頼性を発揮して走るのを見られたことは励みになった。レースペースは明らかに不十分だったが、彼は決して諦めなかった。粘り強い彼の努力によってワールドチャンピオンシップポイントを勝ち取ることができたのであり、このポイントに値する。彼の決断力も素晴らしかった。

 ジェンソンは不安定な天候になったときにだいたい力を発揮するのだが、1周目にリタイアしなければならず非常に不運だった。接触は彼のせいでもフェルナンドのせいでもない。彼らのすぐ前を走っていたドライバーたちが乱暴なポジション争いをしていたことによって引き起こされた、回避不可能な連鎖反応の結果であり、レースの中で起こり得る接触だった。そのためにジェンソンは母国グランプリでパフォーマンスを披露することができなかった。非常に残念だ。

 シルバーストンの観客はいつもながらに素晴らしかった。14万人のレースをよく知るファンが声が枯れるほど声援を送っていた。地元ヒーローであり元マクラーレンドライバーが彼らから勇気をもらい、彼らのため今日勝利を収めたのも当然の結果といえる。

 イギリスのF1ファンは世界で最も忠実で情熱的だといっていいと思う。彼らは変わることなく我々を応援してくれており、この苦難の日々においてもそれが全く変わっていないと強く感じている。マクラーレン・ホンダ全員を代表して申し上げたい。来シーズンはシルバーストンのファンが歓喜できるような何かを届けるつもりだ。そう断言したい。




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