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苛立ち募るライコネンに酷評:英誌全ドライバー採点オーストリアGP編

2015年6月27日

 英AUTOSPORTが2015年オーストリアGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価、今回の最高点9点がニコ・ロズベルグとニコ・ヒュルケンベルグに与えられた。一方、キミ・ライコネンにはわずか3点と、今回の最低点の評価が下されている。

 英AUTOSPORTのF1担当編集者ベン・アンダーソンは、2015年第8戦を振り返り、20人のドライバーに評価点を与えた。
 2番グリッドから見事優勝を勝ち取ったメルセデスのロズベルグと、5番グリッドから6位入賞を果たしたフォース・インディアのヒュルケンベルグが今回最も高い評価を受けた。

「金曜プラクティスでも予選の序盤でも、ロズベルグはチームメイトのルイス・ハミルトンより速かった」とアンダーソン。
「だが(Q3最終アタックの)ラップ終盤にワイドになり最終コーナーで飛び出し、ポールを逃した」
「しかし彼は決勝で見事なスタートを決めてミスを挽回、ハミルトンのお株を奪うような走りを見せた。レースの間、常にチームメイトより速く、圧倒的に素晴らしいパフォーマンスだった」

 ヒュルケンベルグは、予選ではウイリアムズのバルテリ・ボッタスより上位、決勝ではメルセデス2台、ウイリアムズ2台に続く位置でフィニッシュ、マシンの力を考えれば見事な結果だったと評価された。
「前の週末にル・マン24時間レースでポルシェを駆り勝利を収めたばかりのヒュルケンベルグは、F1に合わせて調整するのに少し時間がかかったと言っていた。しかし自身にとって今シーズンベストと言える予選ラップを走り、ウイリアムズの2台に割って入り、5番グリッドを確保した」
「決勝中、ボッタスを後ろに押さえ切ることはできなかったものの、同じメルセデスエンジンユーザーとはいえ、フォース・インディアにウイリアムズほどの速さがないことはチームも分かっている。トップ6フィニッシュは最高の結果と言えるだろう」





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