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【レースの焦点】冷静に燃える王者に新鮮な風が吹く

2015年3月16日

 志を高く──コンペティションの世界では絶対に不可欠な精神であるものの、圧倒的な強さを証明したF1チームにとって、自らのハードルを“どこまで引き上げるか”という判断ほど難しい課題はない。追う立場のチームやメーカーには2014年のメルセデスが示した速さが最低限の目標値(あるいは実現可能な基準)となるが、トップを行くメルセデスの前にはライバルという目に見えるターゲットが存在しない。速さを追求したい気持ちだけを優先すると、どこかで必ず信頼性が犠牲になる。あるいは、信頼性だけを大義名分として掲げてしまうとライバルの接近を許すだけでなく、チームとして加速していく勢いを失ってしまう。

 だから、ディフェンディングチャンピオンのレースは難しい。

 メルボルンの週末、メルセデスのガレージやホスピタリティエリアの周辺から、チャンピオンチームの余裕や楽観的な空気を感じることは一度もなかった。パスコントロールやメディアセンターとの位置関係から何処に行くにも必ず通る場所なのに、パディ・ロウをはじめとする技術陣が誰かと談笑するようなシーンには一度も出会わなかった。“厳格"と表現してしまうとドイツ的で冷たい印象を与えてしまうが、メルセデスのガレージ裏を通るたびに伝わってきたのは、“熱い使命感" だ。2014年は性能で他を圧倒しながら、最後の最後まで100%の信頼性を手に入れることが叶わず、ふたりのドライバーの戦いにも少なからず影響を与えてしまった。2015年は、絶対に同じミスを繰り返してはならない。そして、性能面でも他の追従を許してはならない──。

 既存3メーカーのなかで最も多い25トークン分のパワーユニット開発を投入して、開幕戦に臨んだメルセデス。他メーカーとの差が14年以上に広がったのはある意味、当然。しかしトラブルの兆しすら見せず完璧に走らせた、彼らの努力と気迫には脱帽しなければならない。





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