2014年F1第17戦アメリカGPは1日(現地時間)、オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで公式予選が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが今シーズン9回目、通算13回目となるポールポジションを獲得した。
タイトル争いでこれ以上負けられないロズベルグが初のワールドチャンピオンへ執念を見せ、ライバルのルイス・ハミルトンからポールを奪い獲った。
直前のQ2で昨年のポールタイムを上回る驚異のタイムを叩き出したロズベルグは、ポールをかけたQ3でもファーストアタックでトップタイムをマーク。続くファイナルアタックでもセクター1とセクター2でハミルトンをコンマ2秒づつ置き去りにし、自身のトップタイムをさらに更新する1分36秒067を記録。今シーズン9回目となるポールポジションを獲得し、決勝のクリーンサイドスタートを手にした。
一方、朝のフリー走行までトップタイムを記録していたハミルトンは、ラストアタックで一瞬フロントタイヤをロック。予選後の会見でもブレーキの不満を口にするなど、納得の走りとはならなかった。
3番手はバルテッリ・ボッタスで、チームメイトのフェリペ・マッサも4番手とウイリアムズがグリッド2列目を確保。レッドブルのダニエル・リカルド、フェラーリのフェルナンド・アロンソが続き、マクラーレンの2台がキミ・ライコネンの前につけた。
なお、今回のアメリカGPは、ケータハムとマルシャの欠場で出場台数が18台に減ったため、予選フォーマットが変更。最初のQ1とセカンドラウンドのQ2はこれまでの6台から2台少ない4台がノックアウトとなった。そのなか、ザウバーのエイドリアン・スーティルはQ2で10番手に飛び込み、チームにとって今季初となるQ3進出を果たしている。
一方、6基目のパワーユニット投入でピットレーンスタートが決まっていたレッドブルのセバスチャン・ベッテルはQ1で3周を記録、17番手タイムをマークしている。