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F速予想:ニコvsハミの決着は? 3位争いも僅差

2014年6月8日

LAT

 カナダGP予選、ここでもポールポジションを獲得したのはメルセデスAMGでした。これで、開幕から7戦連続。高速コースでも、ダウンフォースを必要とするコースでも、公道コースでも……サーキットのタイプに関わらず、どんな所でも圧倒的なまでの速さを見せつけ続けており、もはや弱点は見当たりません。

 ニコ・ロズベルグはモナコに続き2連続ポール。しかしチームメイトのルイス・ハミルトンとの差は0.079秒とごく僅か。決勝でも前戦同様、メルセデスAMGのふたりによる、熱いバトルが、レース終盤まで繰り広げられることでしょう。速さではほぼ互角のふたり。コース上で決着が付くようにも思えず……勝負はスタートと、タイヤ交換のタイミングとなるでしょう。

 予選で3番グリッドを獲得したのは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルでした。これは、大健闘の結果だと言えるのではないでしょうか? 実は、予選でウイリアムズがセカンドロウを独占するものと思っていました。しかし予選終盤、ベッテルが驚異的なアタックで3番グリッドを奪取。正直、驚きました。

 しかし、そのベッテルでさえも2番グリッドのハミルトンから0.595秒遅れ。マシンのパフォーマンスを数値化すると、レッドブルRB10はメルセデスAMG W05 Hybridから0.5%劣っており、優勝争いまで食い込むのは難しそう。それよりベッテルが考えなければならないのは、後方から迫ってくるウイリアムズのふたり、バルテリ・ボッタスとフェリペ・マッサ(グリッド順)の追撃をいかに凌ぐかということです。

 メルセデス製パワーユニットを得た今季のウイリアムズは、スタート抜群、直線スピードもピカイチであり、ベッテルに対して次々にオーバーテイクを仕掛けてくることでしょう。現に予選スピードトラップでの最高速は、マッサ334.5km/h(2位)に対してベッテル325.1km/h(18位)と、約10km/hの差。ベッテルにとっては厳しい戦いになりそうです。しかも、初日に行われたフリー走行2回目を見ると、ウイリアムズのソフトタイヤでのペースはメルセデスAMGに匹敵するもの。決勝で同様の戦闘力を発揮することができれば、ウイリアムズはベッテルを交わし、今季初の表彰台に手が届くかもしれません。なお、ベッテルのチームメイト、ダニエル・リカルドも僅差でウイリアムズに続いており、彼も含めた4台による3位争いが繰り広げられるでしょう。

 フリー走行1回目にトップタイムを記録したフェラーリのフェルナンド・アロンソは予選7位止まり。チームメイトのキミ・ライコネンは10位でした。このフェラーリからマクラーレン、トロロッソ、フォースインディアまでを含めた4チームは非常に僅差。7位〜入賞争いも、非常に熾烈でしょう。

 それから、レース全体の行方を左右する要素がふたつあります。


 ひとつは燃費の問題です。ウイリアムズはカナダGP直前のリリースで、1周あたりの燃料消費量は1.5kgと予想していました。ただ、カナダGPは70周で争われますから、レースに必要な燃料は単純計算で105kg。つまり、使用制限の上限である100kgでは、3周分と少し足りないということです。各チームはこの5kgの燃料をいかに捻出するか……ということを常に念頭に置きながら、レースを戦うことになります。

 もうひとつの要素は、セーフティカーです。ここサーキット・ジル・ビルヌーブは、コースとウォールが近い部分が多く、クラッシュが起きやすいコースとして有名。狭い場所でクラッシュが起きてしまえば、セーフティカーが出動することになります。現にここ10年のうち5回のレースでセーフティカーが出動。波乱の要因となる可能性があります。

 なお、カナダに持ち込まれたタイヤはスーパーソフトとソフトで、そのタイム差は0.6〜0.8秒、ピットストップは1〜2回と予想されています(いずれもピレリ発表による)。

 予選までの結果を見る限り、今回のカナダGPでもメルセデスAMGの優位は続きそうです。しかし、開幕7連勝ともなれば、これは歴史的な強さ。これを目撃するだけでも十分意味のあることですが、3番手以降も激しい争いが繰り広げられそう……日本時間では深夜開催となりますが、目の離せない1戦となることは間違いありません。決勝スタートは6月8日(日)27時。お見逃しなく!

(F1速報)




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