フェラーリ、異例の声明を発表

LAT

　フェラーリは、ホームレースのイタリアGPで、来季のドライバーを発表することはないと、異例の声明を発表した。

　跳ね馬の来季ドライバーを巡っては、ロータスのキミ・ライコネンがフェリペ・マッサの後任としてマラネロに復帰するのではないかと噂されているが、チームは30日（金）、フェラーリのコラム「ホース・ウィスパラー」において、モンツァでのラインナップ発表はないと異例のアナウンスを行った。

「スクーデリアがイタリアGPで翌年のドライバーを発表するのを好むと言われているが、そのような想像を膨らませてモンツァを待っている皆さんを失望させて申し訳ない。そうした慣例は全く見込みのないものだ」
「マラネロのプレス・オフィスが最初に公式声明を出し始めた1991年から、これまでチームのホームグランプリでドライバーに関する発表を行ったのは2006年と2008年の2回だけだ」

　彼らは、「まだ何の決定もなされていない」と述べ、「重要な決定はある期日に達しからといって行われるものではない」との姿勢を明らかにしている。

　フェラーリのホームレースとなるF1イタリアGPは、今週末に開幕する。

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