2013年F1カナダGPの土曜予選で、フェラーリのフェリペ・マッサは16位、フェルナンド・アロンソは6位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェリペ・マッサ 予選=16位
(Q2の走行中、ターン3で)ブレーキングした時、リヤが滑って横向きになってしまった。白線の上でブレーキを踏んだんだと言われた。その可能性はある。
こんなことになってすごくがっかりしている。(モナコと合わせて3回クラッシュが続くなんて)映画みたいだよ。こんな風に同じことが3回続けて起きるなんて。
体は問題ない。モナコほど大きなクラッシュではなかった。今回のクラッシュは身体的というより精神的な影響の方が大きい。
でも気持ちを明日に集中させなきゃね。後ろを振り返っていても何も得られるものはない。今とこれからのことを考えるべきだ。そういう気持ちで作業に取り組むよ。
後方からのスタートになったのは残念なことだけど、毎年このサーキットでは決勝でいろいろなことが起こるというのもまた事実だ。
今日僕には速さがあったし、明日のレースではプッシュしていくつもりだ。
フェルナンド・アロンソ 予選=6位
モナコでもここカナダでも明らかなのは、僕らがインターミディエイトのコンディションではそれほどコンペティティブではないということだ。気温が低い時にドライタイヤで走るとさらによくない。それはロータスも同じだね。
予選全体を見ると、このコンディションではうまくやるのが簡単ではなく、かなり失敗しやすい状況だった。Q1で敗退した中にはコンペティティブなマシンが含まれているし、フェリペ(・マッサ)はウォールにヒットした。
少し残念なのは、クルマの競争力はとても高いと感じているにもかかわらず、6番手グリッドからのスタートになったことだ。明日は正しい方向で物事を進めて挽回し、クルマのポテンシャルを発揮し、多くのポイントを獲得する必要がある。
決勝で速さを発揮できれば、明日戦える可能性はある。
クルマの哲学がタイヤの熱入れに関係している。いくつかのチームは短時間でタイヤの温度を上げることができるが、レースではタイヤがダメージを負い苦しむことになる。その反対がロータスと僕らだ。
理由を理解するのは難しい。でも僕らは自分たちのクルマに満足している。
Q3では完璧なコンディションの時にピットに入ってしまった。
新品タイヤを履いて2回目の走行に出た時、ターン10でロックアップして大幅にタイムを失った。僕らが6位になったのは僕のミスのせいでもある。